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ぎゃっぷ  作者: Yuyu
2/5

風俗嬢との出会い

翌日、ちゃんと起きて早速銀行に向かった


一応顔が割れるとまずいかもしれないので、マスクを着用しているが、効果があるかわからない


そして宝くじを換金してくれる銀行に着くと、番号を取って椅子で待った


平日ということもあってか、それほど客はおらず、すぐに俺の番番号が呼ばれた


「お待たせ致しました。本日はどのようなご相談でしょうか?」


対応してくれる同年代くらいの女性に宝くじを見せると、すぐに事情を察したのか、上司っぽい男性を呼んできて俺は別室に通された


「はじめまして、私この銀行の支店長の太田と言います」


そう言って名刺を渡され席に案内される


太田さんも席に座ったところで、コンコンとノック音が鳴り、先ほど対応してくれた女性がお茶を俺の前に置いてくれた


礼を言うと女性は会釈をして支店長の後ろに控えた


いや、出ていかないんかいと思ったが口に出すことはなく支店長の話を聞く


「本日は宝くじの換金ということでよろしかったでしょうか?」


「はいそうですね」


「では少しお預かりして確認させていただきますね」


そういう支店長に当たった分の宝くじを渡しす


そうすると、背後にいた女性から何かの紙を受け取り、宝くじと紙を見比べている


そうして数分経ったあとに、確認が取れたのか笑顔でこちらに向き直る


「おめでとうございます。それでは、必要な書類をお持ち致しますので少々お待ちください」


そう言って、別室で待たされることとなった


ーーーー

「ふふふふ」


通帳の数字を見ると笑い声がつい出てくる


おっとと思いつつもニヤケ顔が止められない。だが、何とか気持ちを切り替えて通帳を鞄にしまう


「さて、意外と早く終わったな」


あれから、必要な書類に記入したり、宝くじに当たった後の注意事項など銀行の人に粗方教えてもらった


当選金額は十億と大金だったので、新たに銀行に口座を作って、3つの銀行に分けて預金しておこうと思う


用心のし過ぎかもしれないが、もし財布を落としたら、もしクレジットカードが不正利用されたら、もしスマホを乗っ取られたらと思うと小心者な俺は分けて預金しておくことぐらいしかおもいつかなかった


それと会社だが、そのまま続けることにした


過去には俺と同じように宝くじに当選した人の話だが、当選したことを誰にも言わずに会社に普通に出勤して、今までと同じ生活をしていたそうだ


その人みたいに一銭も使わずに数十年も暮らすことは難しいかもしれないが、宝くじを除いても、俺はそれなりに貯金はある。だから、会社には何事もなかったように出勤して行こうと思う


何よりもいつでも辞められると思えば、ストレスも少なく仕事が出来そうだ


上司にパワハラまがいの暴言を言われても、こいつ俺よりも金持ってないんだよなぁと思える


ふぅ、脳内で上司を馬鹿にするのはここいらで止めて、今日は平日の休みの日だが、宝くじの換金も終わってもうやることがない


食材もこの前買ったばかりだし、急に遊ぶような友人もいない。趣味の買い物も新作がまだ出ていないから店に寄っても意味がない


うーんと思いつつも周りを見渡してみると、ふと無料案内所に看板が見えた


「あ、風俗行くか」


真剣な顔で言ってしまったが、何でか直感で今日行きたいと思った


俺は仕事が忙しかったり、飲み会に強制参加をさせられたり、趣味をするなど中々タイミングがなく大学生のときにノリで行って以降まったく風俗に行っていなかった


特に彼女もいなく、というより社会人になってから出来ていないが、女性と抱く行為はずっとしていなかった


だから、今日の風俗に行こうという考えはいいことを思いついた方だと自負する


早速スマホでこれから予約出来て、なおかつ評判がいい風俗店を調べる


現在はまだ昼を回ったぐらいだが、意外と嬢が出勤している店が多い


「お、この子可愛いな」


俺が見つけた子がいる店は、大衆向けよりも少し高級路線な雰囲気の店で、それに見合った値段がするところだった


プロフィールでは、そうそういないようなスタイルをしていて年齢も22歳と俺好みな感じだった


外見は口元を隠しているが、長い黒髪に垂れ目がかわいい


評価では、愛想がそこまでいいとは言えないが、テクニックは抜群と書いてあって悪くないんじゃないかと思う


「よしこの子にしよう」


言うが早いか、店に連絡して予約を入れる


「はい、はい、そうです。今から行けますか?はい…あ、そうですか。じゃあ予約お願いします。名前は獅童です。電話番号は○○○−○○○○−○○○○です。はい、はい。じゃあお願いします」


よし、予約OK


「ここから歩いて十分か…」


一瞬タクシーで行こうかと考えたが、宝くじが当たったとしても庶民の感覚を忘れるのはよろしくない


銀行の人も言っていただろう。当選金額をすぐに使い果たす人もいるって


「うん、十分で着くんだ。ゆっくり行っても間に合うだろう」


俺は宝くじが当たる前と同じ行動を心がけるよう努めようと思った。え?風俗は違うのかって?それは別腹だよ


ーーーー


「すみません、予約していた獅童ですが」


店に着いた俺は、カウンターで店員の男性に用件を伝える


「はい。お待ちしておりました。本日は120分のご予約ですね」


それから金額を払い、待機スペースまで案内される


どうやらこの店は高級路線というだけあって、個別の待機スペースだったし、好きな飲み物も持ってきてくれた


待っている間にアンケートをお願いされたので、暇だし記入していく


それから10分後アンケートの記入が終わったタイミングで店員が来たので、アンケート用紙を渡し嬢がいる部屋までついていく


案内された部屋まで来て、店員がノックをすると中から声が返ってきた


「どうぞ」


思ったよりも透き通った声が聞こえた


扉を開けるとそこには薄いネグリジェを着た、清楚な美人がいた


そのとき俺の身体に電流が走った

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