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作者: 水無 水輝

夜の橋を渡っていると、何やら川の方から、エンジン音にも似た唸り声のような音が聞こえてきた。

気になった私は川を覗き込むも、深夜に明かりも無しでは、それの姿を見ることは叶わなかった。尤も草木が生い茂る川であった故、昼間でも見えたとは限らないと思う。

その音は機械というには不規則で、生物と言うには規則的だった。低く響き渡るそれはまるで一定のリズムを刻んでいるようで、同じ音の塊を繰り返し出していた。

私は少し不気味に思いその場を後にした。


暫く帰路を歩くと、それは他の川、と言っても場所が違う同じ川、からも聞こえてきた。川沿いに歩くと、大きい時、小さい時があったが、どれも被ることなく鳴るのであった。

足早にその場を去るも、私の家の隣に川があることを私は思い出した。然し、その川ではそれが鳴ることは無かった。少し安心し足を止めると、水の跳ねる音が川から聞こえた。小さな蛙でもいるのだろうと思い覗き込むと、私とそれは目が合った。私は直ぐに目を逸らし、家に駆け込んだ。低い唸り声が聞こえた気がした。


後に、その正体を蛙と結論づけたが、では何故あの時他の蛙の声は聞こえなかったのだろうか。

あの鳴き声だけが嫌にはっきり聞こえたのだろうか。

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