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少数派の恋愛事情~Minority Love~  作者: take
Chapter of Summer Trip.
82/108

76.日光の旅館

3人は筑波山を後にして

日光の旅館へと向かう。

76.日光の旅館

3人は次の目的地である日光にある旅館へと向かった。

筑波山から距離があるため車で山々を抜けて走り続け、

到着する頃には辺りはすっかり暗くなっていた。


山の中にぽつんと立つホテルのような旅館に到着した。

駐車場に車をおき、宿泊の手続きをした。

(おもむき)は純和風な旅館ではあったが、一般利用客が楽しめるような施設も多く、飲食店も並んでいた。

3人はフロントでルームキーを受けとると客室に向かうことにした。

「今回も和室で予約してるんだよね?」

「うんそうだよ」

「ネットで見た感じ、修学旅行で泊まるようなあの感じに似てたなぁ」

客室に入ると海斗が言っていた通りの和室だった。

本当に修学旅行でよく使う8畳ほどの畳の部屋で奥に椅子と机がある広縁(ひろえん)があった。

「そうそうこんな感じ。夜更かしてる人があの小部屋みたいな所で話をしてるんだよなぁ」

「遼とも修学旅行の時そこで話してたよね」

「あぁそうだなぁ・・・なんかなつかしいなぁ・・・ナイスチョイス海斗!」

「まぁねぇー!」

3人は荷解きをすると、下の食事処に行き夕飯をとることにした。


食事処はやはり和を意識したレストランとなっていたが、

料理は和洋両方から選べ、メニューも豊富で3人は各々好きな物を頼んだ。


食事終えるた3人は

そのまま部屋から持って来たお風呂道具を持って温泉へと向かった。

脱衣所で服を脱ぎ3人は洗い場で隣に座った。

「もう無限シャンプーするなよなぁ」

と遼は海斗に念を押した。


無限シャンプー・・・

髪を流している最中の人に、

シャンプーを上から垂らすことにより、

永遠と髪の毛を流し続けなればならない苦行な行為。

しかもやられている側は気づきにくい。


「分かってるって」

と海斗は言いながら、2人はやりかねないと思っていた。

卓も前に海斗にやられたことがあった。

3人は各々体を洗い始めた。

前回の時と同じように卓は遼の方をちらちらっと見てしまう。


やっぱり良い体だなぁー。

もし俺が好きだというのが分かったら

今回のような温泉一緒に行ったりももう出来ないだろう。

下心がある俺と一緒に裸の付き合いはもう出来ない。

ノンケに告白するという事は

そういうのも全て覚悟のうえで告白をしないといけない。

もう今まで通りの友達ではいられない。

そんな事を思いながら体を洗っていた。


3人は体を洗い終えると室内の風呂に浸かった。

目の前には大きなガラス張りの壁があり外の景色が一望出来る。

どうやらここから富士山も見ることができるようだが

外はもう真っ暗で何も見えない。

「明日朝風呂に入って富士山みれるといいなぁ」

「そうだなぁ、今日みたいないい天気だったら見れるかもな」

遼は卓に応えた。

海斗はそう言えばと思い出したように2人に聞いた。

「ねぇ、卓と遼はずっと友達なんだよね。喧嘩とかしなかったの」

2人は顔を見合わせた

「そりゃあ・・・喧嘩もしたかな」

最初に遼が言うと

「うん。喧嘩もあった」

卓も合わせて頷いた

「まぁあんま覚えてないけど」

遼はそう言いながらにやっと笑った。

「俺も・・・些細なことで喧嘩して」

「でも気づくとまた仲直りしてたよなぁ」

卓と遼の会話に海斗は少し嫉妬のような感情を覚えた。

「そっかぁ・・・

やっぱり2人は仲が良いんだ!

俺ももっと早く2人に出会えてたらなぁー」

幼馴染の2人の関係に少し寂しさを感じた海斗はぽろりと言葉をこぼした。

「まぁでも、時間なんて関係ないよ。

俺は海斗も仲の良い友達だと思ってるよ」

遼は海斗の肩を叩きながらそう言うと卓も続けて

「そうそう!遼なんてめんどくさがり屋だから

誘わない限りこうやって友達と遊ぶってことも

あんましないんだから!俺達3人ずっ友てやつだよ」

「お前はまたそんな恥ずかしい事を堂々と」

「アハハハ!ずっ友いいねぇー!卓らしいわ!」

海斗は笑いながら言った。


どことなく、感じていた。

卓と遼にとって俺はどんな存在なのだろうかと。

卓はもう俺の事を信頼してくれていると信じている。

でも遼は・・・

正直俺にとっては恋敵なのだけれど

決して嫌いじゃないし

むしろもっと仲良くなりたいと思っている。

だからこそ遼のさっきの言葉に

正直ほっとした自分がいる。

仲の良い友達その言葉を聞けただけで

もう答えが出ているようにも感じる。

卓が思っていたように3人で仲良くすることだってありかなぁとも思う。

でも卓・・・

そしたら君は告白なんて一生出来ない、良いのか・・・卓それで・・・

それに、俺のこの気持ちは・・・

割り切れる事が出来るのかな。


海斗は卓と遼と会話しながら、そんなことを考えていた


次回、海斗と遼


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