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少数派の恋愛事情~Minority Love~  作者: take
Chapter of Happy Holidays.
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47.新年の挨拶

クリスマスも終わり卓の心に迷いが残る。

その迷いが残ったまま新年が明けてしまう。

47.新年の挨拶

クリスマスが過ぎて、新しい年が始まるちょうど0時ぴったりに、海斗から卓へ電話がかかってきた。

「新年明けましておめでとー!」

海斗の元気な声に卓は、少し鼻でくすっと笑い

「明けましておめでとう!」

と返した。

「明けたね…新年」

「うん。明けたね」

「で!クリスマスどうだったんだよ」

海斗はクリスマスの報告を楽しみにしていたが一向に連絡がこないので電話をしたのだった。

「あぁ…遊園地行ってきて楽しかったよ」

「それだけ?甘いひと時を過ごしたんじゃないの?」

「まぁ過ごしたといえば過ごした」

「なんかあったのか…」

海斗は察しが良く、すぐに卓の異変に気付いた。

「いや、何もない…」

「何もないわけないじゃん」

「本当に何もなかったんだよ。俺と遼はそういう関係にはなれない」

「遼がノンケだったってこと?」

「うん。まぁそんなとこ…」

「そりゃぁそうだろうなぁ…そんな都合の良いことは起こらないんだから。でも本人に直接聞いたわけじゃないんだろ?」

「聞いてはないけど、分かる」

「まぁ卓がそう思うんならそうなんだろうなぁ。でもノンケだからって諦められるの?」

海斗の答えに卓は言葉を飲んだ。

「諦められない。好きが抑えられない。ここ最近、もう、ずっと、遼の事を考えちゃう。でも好きになっちゃいけないから…」

卓の迷いや葛藤が、海斗は嫌と言うほど伝わった。

「・・・そうだよなぁ。諦められないよな。後はもう卓自身の問題だな」

「俺自身?」

「そう・・・このままずっと友達としているのか。告白してきっぱり遼の事を諦めるのか」

「俺自身の問題か・・・」

「今年の抱負出来たな。遼とけじめをつけるか。友達として一生付き合うかを決断する」

「うん。分かった」

「それに、まだ遼がノンケと決まったわけじゃないだろっ。隠れゲイだっているんだから」

「隠れゲイ?」

「あれ?知らない?ゲイってなかなかオープンにし辛いからさ、普通に女性と付き合ったり結婚したりしてても、実はゲイの人って結構いるんだよ」

「遼がそれに当てはまるかもってこと?」

「そういうこと。まぁどっちみち確率はかなり低いけどね」

「ちょっと遼の事は様子見てみる。ありがとう海斗・・・なんか元気出た」

「新年早々落ち込んでちゃダメよ!元気な卓の方が俺は好きなんだから」

「本当いつもありがとう。海斗はやっぱ大人だなぁ・・・凄いよっ。頼りになるし!そういえば次こっちに来る用とかあるの?」

「2月に行こうと思ってるんだよね」

「もしかして・・・『シロブチ犬グリーティング』に合わせて来る感じ?」


2月某日にシロブチ犬カフェにシロブチ犬が遊びに来るイベントが開催される。

それに合わせて海斗は来ようとしていた。

「そう卓と一緒に行こうと思って」

「えっ!めっちゃ楽しみ!予定空けとくね」

「おぅ!よろしく!」


2人は電話を切ると、卓のもとに遼からメールが届いていた。


あけましておめでとう!

今年もよろしくね!

初詣一緒に行くか?


遼のメールを見て卓は、一瞬時が止まったかのように体が固まる。

初めてかもしれない。遼に何か誘われたの・・・

嬉しい。

すごく嬉しい。

一緒に行くか?の文を

何ども読み直す卓。

卓はそのままそのメールを保護し保存することにした。

これは永久保存版だ。


遼に誘われた初詣・・・楽しみだなぁ

卓は先ほどまで悩んでいたのに、一瞬で有頂天になった。

次回、卓と遼の初詣へ

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