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少数派の恋愛事情~Minority Love~  作者: take
Chapter of Kaito and Taku's birthday.
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23.道頓堀はめっちゃええとこ

23.道頓堀はめっちゃええとこ

「荷物とりあえず置いて、出かけようよ」

「うん」

海斗の家で荷解きをしながら海斗はそう言い、卓はスーツケースを部屋に置いた。

「それで今日の予定は?」

卓は身軽になり、海斗とともにマンションを後にして一緒に外を歩きつつ、気になって聞いてみることにした。

「大阪といえば、やっぱ道頓堀でしょ!」

「道頓堀!?聞いたことある!こういうやつでしょ?」

と卓はグリコのポーズをとり始め、海斗はその可愛さに心ぶち抜かれて停止した。

「海斗…ねぇ…聞いてる?」

「んっ…聞いているよ!そうそれの所…」


やっべぇ今可愛すぎて一瞬記憶とんだ。

何が起こったのか頭が追い付かん…


「ねぇ卓…?」

「ん?」

「もっかいやって」

「絶対いや!」

「えー良いじゃん。もっかい。可愛かったから今度は、動画と写真撮るから」

海斗は、スマホを取り出し始めた

「絶対いや!おい。カメラ向けるなよ」

「はい。行くよ!3・2・1」


卓はグリコのポーズを決めた。


いや…やるんか!!と海斗は思いながら写真を撮った。


海斗の最寄りの駅から15分ほど電車に乗ると道頓堀の最寄り駅へと到着した。

「道頓堀についたよ!っつっても少し距離あるんだけど、とりあえず大阪の街並み見学しよっか。ここでなんか食ってもいいし」

「うん。めっちゃ楽しみ!」

と卓はテンション上がって笑顔になっている顔を見ながら可愛いなぁと目に焼き付ける海斗。

「ねぇ。海斗ってさぁ自分の事可愛いと思ってない?」

「なんだよそれ!思ってねぇよ!」

と卓は、照れくさそうに言うと

「いやだってさぁ、行動一つ一つがさぁ可愛いからさ。わざとかなぁって」

「そんなに…器用じゃないから…」

と恥ずかしがって下を向く仕草。もうそれが可愛いと海斗は心の中で叫んだ。

「もうそれ武器にしなよ卓。遼もその可愛さでコロっと落とせるって」

「そうかなぁ…落とせるかなぁ」

「うん!絶対!」


少なくとも俺はもう落ちました。


「そっかぁ。じゃあ可愛い路線を頑張って目指す」

「うん。もうねぇ…目指さなくてもなっとるから大丈夫。ありのままの卓が十分可愛い」

と海斗が言い、卓は照れ隠しに口を手の甲で軽く押さえて下を向いた。

卓と遼は開けた通りに出ると、広がっていたのは御堂筋の道から見える道頓堀の景色が広がり、道頓堀川を挟みビルが立ち並んでいた。


卓は、道頓堀川をのぞき込んでみていた。

「すげぇーこれがよく飛び込む川ね」

「うん。そうなんだけど、覚え方…」

「汚いね。なんか浮いてる」

「まぁそうなんだけど、言い方…」

「俺は飛び込みたくないなぁ結構高いし」

「それは俺も同感」


卓は、道頓堀川もさることながら周りの景色を見渡した。

圧倒される川により開けたビル街の景色に卓は胸を躍らせながら叫んだ。


「すげぇ!めっちゃ都会だね!大阪!あっ!あれグリコ!初めて見た!あっ!タコがいる!やばっ!」

子供でもそんなにはしゃがないよ。でも卓連れてきて良かったなぁ。

海斗は、卓の言葉を聞きながら愛おしさに胸がいっぱいになった。

「卓…あのさぁ…」

海斗はその後の言葉を飲み込み、

「少し、川沿い歩こうか」

と卓に伝えた。

「うん!歩きたい!」

2人は、川沿いの道を話しながら歩き始めた。


道頓堀川の真ん中を通るクルーズ船をみながら卓は、目をまん丸くさせ海斗に声をかけた。

「船も走ってるんだ!おぉー!」

「それじゃあ乗ってみる?」

海斗は船着き場を指をさしながら言うと、卓はうなずいた。


卓と遼は、早速クルーズの船に乗り、道頓堀川からみた周囲の景色を堪能することにした。

船の上から見る景色は、歩いた時とは違い目線が下になり、より大迫力に見えている。

ガイドが道頓堀の説明をしながら、川を一周していくクルーズを体験をするようだ。

周りの通行人が手を振って挨拶をしてくれた。

海斗も卓も楽しそうに手を振りながら、楽しんでいた。

2人の距離は次第に縮まっていた。


今回のクルーズの醍醐味だいごみで最も建造が古く、最も低い橋と船のガイドから紹介された『深里橋ふかりばし』が見えてきた。


下をくぐりぬける際は頭すれすれで

至近距離で橋の下を眺めることが出来た。


「うわぁ天井ひくっ!」

「卓の伸長じゃ頭下げなくても大丈夫だよ」

と海斗は笑いながら言うので、卓はふくれっ面をしていた。


船は再び移動を続け、店のモニュメントとして巨大なタコが看板にへばりついている場所へとやってきた。

「じつはあのタコビームを打つんですよ」

とガイドの人が手でピストルの形を作った。

「大阪の人達は指でバーンてやると打たれたふりをするんですが、実はあのタコもビームを打って反応するんですよ。それではやってみます。いきますよー!」

バーンというガイドの声と共に目がぴかりと光り始めた。

「うぉすげー-!」

卓と海斗は大興奮のまま道頓堀のクルーズツアーは終了した。

次回、あの丸いのが卓を魅了する…?

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