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日常で世界を変える(喜早編)  作者: mei


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10月6日 紅白戦2

 昨日は、なかなかボールを扱えなかった。それでも、試合に出て結果を出すことができたと思っていた。でも、課題も見えた。チームとしての機能。これは、個々の力だけを磨いても決して成果にはつながらない。キャプテンの外山がどういうチームをこれらから使っていくかは興味深かった。外山と春翔と久保の絶対的なレギュラー。しかし、彼らを生かすというチーム戦略をとったから、今日まで上手くいっていない。この時、思った。外山と春翔と久保のチームから脱却するには湊人と俺が確実に必要だと自負していた。俺らが入ることによって、今まで以上にチームが混乱する。そこから何か新しい風が生まれるんじゃないか。もっとレギュラー争いを加熱させたい。レギュラーが確約されていない俺が言う話ではないけど、チームが勝つにはもうそれしかない。昨日の紅白戦で、俺は次の練習試合に出場する権利を得た。次は、その練習試合で結果を出すことが目指すことになる。


 ー10月5日ー


 俺の足に吸い付くようにボールを扱える。紅白戦ではあるが、調子はよかった。後は、ゴールを決めるだけ。そう考えていた。湊人には、鋭いパスを要求していた。俺は、ドリブルで抜いて行くというよりは、1on1で抜け出すことを得意としていた。それには、湊人のパスが必要不可欠だった。俺は、前にいきたいが、向こうのチームに攻められすぎてラインを下げざるを得なかった。ここでは、チームの勝ちよりも、個人の結果が見られている。でも、俺はそれでは満足できない。昨年の全国大会で感じたことは、勝てなければ意味がないということ。どれだけ個人の力があってもそれが勝利に直結するかは別のこと。今、俺たちはチームの力が欠けているのだ。なぜ、みんなそれがわからないのか?

 すると、河野が和田にボールをつなぐ。ボールはフリーになった真田へと渡る。次の瞬間、豪快にボールがゴールネットを揺らした。


 湊人「まじかよ!!」


 横にいた湊は、かなり怒っているようだった。


 俺 「湊人!パス出せよ」

 湊人「ありぇねだろ、今の守備!」


 ダメだ、アイツきれてる。おそらく、山本と多田の守備のことを指摘しているみたいだ。


 俺 「切り替えろ、気にしてても仕方ないだろ」

 湊人「わかってるよ、お前こそライン下げるなよ」

 俺 「わかった。必ずパス出せ」

 

 チームとしての機能がなければ負ける。そんなことはわかっている。

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