9月20日 Aチーム
妹 「大学は、少し休みなのよ」
俺 「なんで?」
柚月は、休みみたいだった。急に来るから驚いた。
妹 「後期は、だいぶ単位減らしたの」
俺 「前期とった感じ?」
柚月は、教育学部でいずれ先生の免許も取りたいらしい。
妹 「そうそう。後、バスケもしたいしね」
俺 「そりゃあ、大変だな」
昔と変わらず、バスケに情熱を注げる柚月が羨ましかった。
妹 「そんな中、こうして来たんだから感謝してよね」
俺 「まぁ、そうだな」
なぜ、感謝しないといけないかはあまり理解できない。
妹 「今日は、サッカー練習終わり?」
俺 「ああ。今は、なかなか全体練習できてないけどな」
悔しいけど、今はみんなの練習を見守るしかできない。
妹 「別メニュー?」
俺 「そうだ」
妹 「別メニューって、嫌だよね」
柚月は、共感してくれたみたいだった。
俺 「そうなんだよ」
妹 「なんか、苦しくて」
俺 「柚月も別メニューなのか?」
妹 「そうなの」
なんで、別メニューなのだろうか?
俺 「どっか怪我してるのか?」
妹 「いや、そうじゃないよ」
俺の顔を見てきた。
俺 「だったら、なんで別メニューなの?」
妹 「最近、Aチーム上がったんだけどね、、」
俺 「凄いじゃないか」
かぶせ気味に答えてしまった。
妹 「でも、Aチームだとレギュラーメンバーとまだまだやれる実力じゃないから、外されることが多いんだよ」
さすが名門校だ。でも、バスケは柚月もそこそこ上手いはず。やっぱり、上には上がいるんだろうな。
俺 「外された時は、何してるの?」
妹 「外された時は、ずっと走ったりしてるよ」
ずっと走るのか。大変そうだな。柚月のことだから、文句も全然言わないことだろう。
俺 「そうなの?」
妹 「うん。まだまだ、そんな実力はないよ」
いつか柚月が日の目を浴びたらいいな。
俺 「まぁ、一緒に頑張ろうぜ」
妹 「そうだね」
以前会った時より、髪の毛が長くなっていた。
俺 「俺は、筋トレがほとんどだよ」
妹 「暑いのに大変そうだね」
俺 「そうなんだよな」
ホントに筋トレはやめたい。どうせなら、走ってる方がマシだ。しかし、怪我した部分が脚になるからな。
妹 「早く完治したらいいね」
俺 「うん。任せろ」
柚月は、10分ほどしてまた、親と一緒に家に向かったのだった。




