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日常で世界を変える(喜早編)  作者: mei


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38/80

9月7日 練習

 旅行から帰ってきた俺は、早速サッカーの練習にうちこんでいた。関西で買ってきたお土産を部室に置いて、みんなの様子を伺っていた。サッカークラブの練習場には、いつも元気な声が響いていた。選手たちがボールを蹴り合っている様子は熱気を帯びていた。なかなか汗がひかない。それも、当たり前か。もう9月なの37度を超えていた。

 まだ、完全に完治していない俺は、日によって別メニュー調整を行っていた。今日は、まさにその日だった。俺は、一生懸命にトレーニングに打ちこみながら、みんなの様子を眺めてい他。ユニフォームに身を包んだ選手たちが、激しくボールを取りに行っていた。

 すると、監督がやってきた。グランドに到着すると、俺たちは大きな声で挨拶をする。監督からは、熱い檄が放たれた。「今日も、全力の練習をしろよ!」という言葉に、僕たち選手は一丸となって、返事を返した。俺は、他の選手から離れてストレッチから始めていた。また、怪我をしてしまう。頭の中は、いつもそれがよぎってしまう。入念に時間を注ぎ、身体をほぐしていく。

 コート内の選手は、基礎トレーニングを初めているみたいだった。キャプテンの外山は大きな声を出し、選手を集めていた。何やら声を出し、指示を出していた。俺は別メニュー調整の斉藤たちとグラウンドを見つめる。蹴り上げたボールを、腕の力で受け止める練習や、体を動かしながらボールをコントロールする練習を行っているみたいだ。今年入ってきた1年生にとっては、上級生たちとは、まだまだ基本的な技術で大きな差があるように感じていた。キャプテンの外山や久保たちは、下級生にアドバイスや声かけををしながら全体を見ていた。

 基礎練習が終わると、シュート練習が始まった。今日は、少し離れた距離から蹴るみたいだった。キャプテンの外山から順番に蹴っていく。外山、久保、大屋、春翔と全てのシュートが入っていく。キーパーが上手く対応できていないと言われればそれまでだけど、正確なシュートが次々と蹴られていく。練習に打ち込む。一本にかける想いは、自分への厳しさをかけるようだった。初めて外した山下は、悔しそうにグラウンド1周を始めた。どうやら、外した選手から抜けていくシステムのようだ。その後も何人かの選手が抜けていき、4周目に入っていく。しかし、キャプテンの外山や春翔たちは全然外さない。これがチームの中心選手かぁ。ストレッチが終わった頃になっても、まだシュートを放ち続けていた。

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