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異世界電車の旅  作者: TOKU MATSU
海沿いの駅
19/99

ココホメルトコ?

評価していただけるとありがたいです。

よろしくお願いします。

「泳ぐのはいいけど、荷物はどうしようか?」

「お店に預かってもらいましょ。」

僕らは水着屋さん、と言うよりも海の家と言った方がいいお店に入った。

中に入ると更衣室やシャワーが備えてあった。それに食事もあるようだ。もうこれは海の家で間違いない。

ミナが店の奥に入って水着を選び出した。

男の僕は入りづらい。

僕は僕で自分の水着を選ぶ事にした。

陳列してある水着を見ると、今の日本と変わらないデザインをしている。

テンプレな展開ですね・・・。

それにしてもどれを買う?と言うか貰うことが出来るんだ?

この世界にはお金がない。お金の代わりに人を見て物を売ると言うか譲る。

思いきってお店の人に聞いて見た。

「あの〜。」

「なんだい?にいちゃん!」

頭に角が生えたマッチョな魔人の店員さんだった。

「どの水着だったら貰えるのですか?」

店員さんはギロッとこっちを見ると、吊ってある水着からゴソゴソと何着か取り出してくれた。

カウンターの上に水着が並べられた。

「この辺がオススメだ・・・」

えっと、何故真っ赤なビキニが?

他にも真っ黄色なのとか凄いギリギリの黒ブーメランとか・・・。

いやこれは絶対無理!

無理、無理、無理!

自慢では無いけど・・・・・唯一の自身がある。

他には無いのか・・・サーフパンツの水着があった。

色は真っ赤なのと真っ黄色と黒。

だから何故この色なんだ?

とりあえず一番地味に見える黒のサーフパンツを選んだ。

荷物を預ける事が出来たので、上に羽織る物だけを取り出して荷物を預かって貰った。

店の外でミナを待つ事にした。


・・・ミナはどんな水着を選んだんだろう。

なんかドキドキしてきた。

ビキニだったらやばいな・・・。

ラノベとかアニメではヒロインが水着を着たら、まず褒めると言うのが定番だったな・・・。

出てきたら褒める。

出てきたら褒める。

出てきたら褒める・・・・・・。


「お、お待たせ・・・」

ミナの声がした。

振り返り用意したセリフを言おうとする。

「ミナ、その水着似・・・」

!?

え!?

ええ?

えーッ!

な、な、な、なにそれ?

「ど、どうかな?」

褒める言葉が見当たらない。

だってこれって・・・。

「やっぱダメ?」

「い、いいや、に、に、似合ってるよ」

テンプレセリフ以外言えない。

以外すぎると言うか、斜め上からの攻撃というか・・・・あまりにも予想外過ぎた。

彼女が着ている水着は紺色の・・・僕らにとっては馴染みがあり過ぎる・・・・・・・スク水だった!

これはサービス展開・・・なのか?


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