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異世界電車の旅  作者: TOKU MATSU
海沿いの駅
17/99

朝食を食べたけどミナが少し嫉妬した

胸がでかいグラスウォーカーでは無く、胸がでかいうさ耳姉さんに設定を変えました。

うさ耳のお姉さんが朝ごはんを持ってきてくれた。

焼いたベーグルの間にスモークハムと目玉焼きそれに野菜が挟んであって凄く美味しそうだった。それにブロッコリーのクリームスープとコーヒーが付いて来た。


それよりもお姉さん、昨日はお客様対応で接して来たのに、態度変わっていませんか?

「あなたたち危なっかしいからね。もっとフレンドリーに接する事にしたの。」

「うーん。それって客商売としていいの?」

「いいのよ。それにこうしてるのはあなたたちにだけだしね。」

いいのかそれで?

「あたしの事はミミと呼んでね!」

「分かった。えっと・・・ミミお姉さん?」

「お姉さんだって!?嬉しい!」

ミミお姉さんにぎゅっと抱きしめられた。

胸が大きい!

ミナがまたジト目で見てる。

「ミミお姉さん!そう言うのいいから!」

無理矢理離れる。

「ははーん。ミナちゃんが気になる?」

「えッ!?」

「冗談よ。冗談。じゃあ、あとはごゆっくり〜。」

なんだか嵐が過ぎ去った感じ。

「あのミナ・・・・。」

恐る恐る振り返る。

「なに?」

ニッコリしてる、してるけどなんか負のオーラが出ている・・・。

怒ってらっしゃる・・・・・?

「大丈夫よ。怒ってないわ。」

ニッコリして言った、そして・・・、

バリバリバリ、ごくん、ムシャムシャムシャ、ごくん!

とても女の子とは思えない勢いでベーグルサンドを食べ始めた。

やっぱり怒っている・・・。


朝ごはんが終わると、ミナはシャワーを浴びにシャワー室に入り、僕は歯を磨きに洗面所に行った。

先に席に戻ると電車はまだ海岸沿いを走っていた。

そう言えば、線路が単線に変わっていた。

信号所、駅は無いけど行き違いとかの為に止まる場所で電車が停車した。

反対側からSLに引かれた貨物列車がやってくる。前日に見た貨車と同じ車輪が前後二つだけの二軸貨車だ。それにしても長い。SLは三重連、つまり三機のSLが連なり、その後を二軸貨車が延々と続いている。

1、2、3、・・・25、26、27、・・・。30両ぐらいまで数えてやめた。

数えているうちに、眠くなってしまう。まるで羊を数えているようだった。

今の日本の貨物列車はコンテナ列車、それも二軸の台車を二つ履いた長い車両が主流だ。長い貨物列車だと20両ぐらいになるけど、先程すれ違った貨車みたいにいろいろな種類の貨車が連結されている訳では無い。ちょっと単調な感じが平成から令和における日本の貨物列車だ。

貨物列車とすれ違うと電車が動き出した。

そう言えば、単線だけど電化しているのか?よく見ると架線の電柱が線路脇に立っていた。


ミナがシャワーから戻って来た。

なんかいい匂いがする・・・。

ボーとしているとミナから話しかけて来た。

「次は海沿いの漁港がある駅に止まるわ。また降りて見ない?」

うん。喜んで。


更新は週末になります。

評価してもらえると嬉しいです。

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