〜prologue〜
私の名は、姫野 ジュリア 21歳 OL
父は日本人 母はイギリス人
そんな両親の間に産まれた私は、俗に言うハーフである。
父の遺伝子が強かったらしく・・・見た目はほとんど外人ぽい・・・
だけど産まれも育ちも日本だった私は中身は完璧日本人!
髪は金髪に近い赤毛で、肩よりやや長めのストレート
瞳は色素が薄いぞ!と、思うくらい薄い茶色だった。
身長は160センチくらい。
体系はグラマータイプと良く友達に冷やかされた。
人から見ると容姿と中身のギャップが激しいらしく、友達からよく笑われた。
友達によく言われた言葉は
「見た目は外人なのに、中身は思いっきり日本人だから面白い!」
そんなせいか、自然と友達が周りに集まり楽しい学生生活を送れた。
父と母は数年前、仕事の為に海外に長期出張に行っていた。
学生だった私は一人日本に残り、早くから自立して生活した。
両親が居なくても友達のおかげで寂しさを感じず、幸せに生活できた。
一人暮らしだったため、友達がいつも泊まりに来ていた。
両親と暮らしているより一人の時間が無いくらいに・・・・
どちらかと言うと寂しがりやな私には、一人になるより幸せだった。
毎日友達とワイワイと過ごし、バイトもしていたので忙しく、
楽しい学生生活はあっという間に過ぎ去って行った。
そんな私は、ごく普通に楽しい高校生活を経てOLになった。
社会人になっても私の周りには自然と人が集まってきた。
仕事もそれなりに楽しく、同僚ともうまく付き合えて幸せだった。
毎日平凡な幸せの日々を過ごしていた。
あの日が来るまでは・・・・・