冒頭 ~世界の在り方~
この世界に『西暦』と呼ばれる暦は存在しない。
今から数百年前、第四次世界大戦が勃発し、世界の地形は大きく変化した。
とある国の核ミサイル発射による第三次世界大戦の教訓から、各国が自衛の為に核を保有。だが、結果としてそれが第四次世界大戦の引き金となったと言われている。
世界の空を核ミサイルが飛び交い、戦争は年越しを待たずに終戦、世界から『文明』と『国』を奪い去った。世界総人口は一時、500万人にまでなったと言われている。
その世界を生き延びる為、人々は島国・種族・文明を捨てざるを得ず、数々の国の人々が協力し合い、放射能汚染の少ない地域に移り住み、小さな村・街を築いた。
これが、この世界の歴史だと言われている。
残念ながら、この世界には過去を記した書物の殆どが存在せず、口伝いや古びて文字の擦れた書物のみで過去を垣間見えるだけであり、当時を生き抜いた人々が当時を記した書物を残さなかったが故に、第四次世界大戦前後、或いはそれ以前の記録はほぼ存在しない。
そしてそれは街の発展などにも影響し、過去に開発された数多くの発明も存在を知りつつも原理を知る者も少なく、中途半端な文化と文明のみが滞在し、また数多くの国の人々が混在する街は、読者様の思うところの過去と現在が合わさったような風体と化していた。
また、言語は数々の国の言葉が合わさり、この世界特有の言語が使われている。
最初に記した通りこの世界には既に『国』と呼ばれるモノは存在せず、西暦は第四次世界大戦時より曖昧と化し、現在が何年なのかを知る術は無い。ただ、正確に伝えるとすれば、週月日は存在するが、第四次世界大戦時に地球上の気候が変化し、果たして今の月日と過去の月日とが一致するかは定かではない。
だがやはり、頭脳明晰な人はいつの世も存在し、様々な発明や開発、それが例え過去に存在し得たモノであってもこの世界においては重宝し、紙幣価格・価値が均一化されたとは言え、富を得るモノも数多く存在したが、その裏で、平等という言葉が薄れた世界において、虐げられる存在も数多く、明日すらも儘ならない人々も数多く存在した。
また、富を得たモノ達の間でも、より自分が高みを目指す為、他者を蹴落とすのも厭わず、世界には『殺し屋』と呼ばれる職業の者たちが数多く出回った。同時に、それを快く思わない人々が集まり、対殺し屋として、『掃除屋』と呼ばれる職業も存在するに至った。
これが今の世界の在り方である。
実際問題、核戦争による規模であったり、放射能汚染による被害状況というのがどの程度なのかという点に関しては詳しく調べていません。
なるべく、リアリティを出そうと奮闘はしていますが・・・・・・難しいものです(汗
SIXの処女作、『Disorderly World ~無秩序な世界~』。
まだまだ文法などもめっちゃめちゃですが、楽しんで頂ければ幸いですm(_ _)m




