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油断した…!結果、幸せになりました

作者: き3
掲載日:2026/06/29

前回投稿した作品のヒロイン視点です。


油断した…!

私は捕らえられてしまった…


今日、私は思う存分特訓をしようと意気揚々と家を出たのだった

というのも部隊の先輩や頼りになる後輩、同期はほとんどが所用で遠征で近くには居らず、細々とした仕事を割り振られる可能性が低く自由時間がたくさんあると踏んだのだ


しかし、居残り組と言われる私達は似た様な考えを持っていたのだろう私が特訓場所にしようとしていた古くなりもう使われていない闘技場には皆が集まってきていた

居残り組はまだ見習いであったり、戦闘に向いていなかったりと遠征に行くには力不足と判断されている人達だこの機会を逃すまいと考えるのは当然の流れだった


しかし私はここで皆が同じ場所に集まっている事に違和感を感じるべきだったのだ…


特訓を開始して疲れを感じ始め休憩をと考え始めた時だった


ドッカーン

と大きな攻撃魔法がこちらを狙って放たれた

土煙が落ち着いた頃そこに見えたのはいつも嫌がらせをしてくる別の部隊の人達だった


「お前らの事俺たちが特訓してやるよ!」

そう言うと私達を掠めるように攻撃をしてくるのだ

「ほらほら逃げろよ!逃げないと当たっちまうぞ!」

と足元を狙うような頑張れば逃げられる絶妙な所をガンガン攻撃してくるのだ

散り散りに逃げ回っていた私達だったが、実戦経験がほぼ無い私達は1箇所に次第に集められていた…

「俺らの部隊の尊いお方達はなぁお前らみたいな穀潰しなんざ存在意義無しなんだとよ!」

その言葉を聞いて私は理解する

全て仕組まれて起こっている事なんだと

私達は力を合わせて守りに入るが、段々ともう立っている事がやっとの状態になってくる


「これで終わりだ!」

その言葉で今までよりも強い攻撃が来る事悟る

「せいぜい俺達の練習台になれよな!」

(もう次の攻撃を防ぐのは…)

私はぎゅっと目を瞑って衝撃に耐えようとするが、攻撃が止んだ

(え?あの背中は…隊長?!内緒でって思ってたから行き先は伝えていないはず…)

疑問も浮かぶが安堵の気持ちが大きくその場にへたり込んでしまいそうになるところをぐっと堪える

そして、ちらっと隊長がこちらを見る

(は?え?隊長魔力がもう…

ダメ!隊長を失ってはダメ!)

私は隊長が結構ギリギリな状態である事に気づいた

隊長を失うと言う考えが頭をよぎった瞬間、身体の中を今まで感じたことの無い何かが駆け巡り、私は衝動のままに走り出し隊長の右腕にしがみついていた

(隊長に力を…!)

私の中の何かが隊長へと移っていく…

(何?!何が起こってるの?!)

不思議な現象が私に冷静さを取り戻させた…

(あっ…!私、何て事を…隊長の腕にしがみつくなんて…恥ずかしい…!しかも腕にくっついてたら邪魔にしかならないのに…)

私は恥ずかしくって俯きながらそっと隊長から離れ…

気づいたら空中にいた

(わっ!飛んでる?!)

トスッ

(え?は?えぇ〜っと?)

私は隊長に脇のちょい下あたりを両手で持ち上げられている

(コレ…子供が高い高いされる前のやつ…え?私、子供扱い…?!)

(な…なにか…何か隊長に言わなきゃっ…)

必死に顔を上げて…

「あ…あ…足が…着かない…の…」

(って何言ってるの?え?ちょっとそわそわしてる気持ちが…って私のバカー!絶対言うこと違う…)


そして耳を疑うセリフが返ってきた

(は?えぇ〜!)



ここから私は恥ずかしさから隊長から逃げたり、色々な事を思い出したり、するんだけど…

この日の記憶は私を逃してくれないし、この人から逃げたりするなんて事は出来るはずもなく…

まさかの溺愛されるなんて思ってもいなかったのだった



ヒーロー?側の作品は既に投稿済みですので、色々気になったらぜひ読んでみてください。

(まだ描き慣れていないので、変なの!と思われる所もあるかもしれませんが…)

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