原口の復讐と襲撃
「一ノ瀬君、大変なことになったよ！」
私服で慌てた優香は一ノ瀬に話をする。それは原口が風花を殺害したということだった。原口は、闇バイトで風花を殺害してほしいと依頼をしたと噂が流れていた。原口は大学を退学になり、家で暴れるため、親から勘当を言い渡されていた。
一ノ瀬は七五三掛の情報で原口が闇バイトで依頼をした風花を殺害したというのが本当であると知ってしまう。七五三掛は四月一日と三橋と共に原口から依頼を受けた人物の知り合いと話すことになった。
「原口っていう男から何か依頼を受けたか？」
「はい。原口さんからは『風花という女を殺せ』って大声で言ってました。報酬はまだ受け取ってません。」
「あいつからの報酬なんか受けるんじゃねぇ。」
「分かりました」
七五三掛たちが話をしたのは、一ノ瀬の友人、佐々木だった。
「佐々木君、もし何かあれば連絡をしてほしい」
「一ノ瀬君の彼女の風花ちゃん、先ほど亡くなったらしいです。」
聞いていた三橋たちはショックを受けた。三橋は、一ノ瀬に連絡をした。
一ノ瀬は原口や依頼を受けた人物への怒りが爆発した。原口と依頼を受けた人物は一ノ瀬の親友、田崎英明だった。
「英明、何かあったのか俺に教えろ」
「隼人、話ならする！」
「実はお前に言おうと思ったことだが、原口の事だ。あいつ、三橋の両親を殴ったことがあるらしいな。俺が聞いた情報では風花ちゃんを殺そうとしたのは、ある集団の命令だった。」
「ある集団？」
「お前、覚えてないのか？『シャーク』っていうヤンキー集団だよ。あいつらの命令なんだ」
「風花ちゃんを殺すなんて。」
「お前の彼女だろ」
すると、亡くなったはずの風花から連絡が来る。一ノ瀬は風花を死なせようとした原口やヤンキー集団『シャーク』を倒すことにした。
一ノ瀬達は、シャークの屯っている場所へ向かっていた。数年前の高校事変の真相がまだ明らかになっていないままであった。
数年前、奥原が教室で暴れ、六平秀則と九十九悠介を殴った。奥原は問題児で、教師は手が付けられないということで見ているだけだった。
菅井は風花たちを殺そうと考え、彼女たちに脅している。そのため、一ノ瀬の反感を買う。
一ノ瀬は、風花たちを守るため、彼女を彼の家にいることにした。
