表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カンショー!  作者: 安城要
161/238

(番外編)八犬伝!(おまけ編)

七海さんは、と呼ぶ声に顔を上げる。

「今週末、早希さんと例の映画を見に行くのでしたね」

沙織の言葉に、ええ、そうですけど?と七海は頷いた。

では、と頷きながら、沙織はホワイトボードにペンを走らせた。

向水五十三太。

「この人物を知っていますか?」

は?

「何て読むんですか、その名前?」

では、と七海の問いには答えず、沙織は再びペンを走らせた。

設楽四九二郎。

「この名前は?」

「いえ、知りませんが?」

ではこれはどうですか、と沙織が再び素早くペンを走らせる。

須本太郎。

奥利狼之助出高。

高飛車和女九郎。

はあ?

「一体誰なんですか、その人達?」

はい、と沙織は頷いた。

「いずれも、名は体を表す、を地で行くような『南総里見八犬伝』の登場人物です。上から、ムコウミズイサンタ、シタラシクジロウ、スッポンタロウ、オクリオオカミノスケデタカ、タカビシャワメクロウと読みます。映画を見に行くのでしたら覚えておくとよいでしょう」

映画には出てこねえよ、そんな変な名前のモブ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ