もっさんはそれでも書き続け、描き続ける
なろうの闊歩でもアゲましたが、この話を投稿している時のもっさんは、現在絶賛低迷期中です。
低迷期なのにこんなエッセイ挙げられる余裕はあるんかい、こんなもん更新してる暇がありゃ本編書けやーと自分自身にキレながらも、今回は『低迷期の渦中でも文や絵を描き続けられる、その理由』について語ろうと思います。
書いても描いても、評価もブクマもいいね!もレビューも感想もPVも無い、そんな時がある人とそうじゃない人との差は激しいと思います。
評価もブクマもいいね!もレビューも感想もPVもある人だって低迷期には陥るものであるとも認識しています。
頭の中に脳内再生されるアニメーションはあれど、文がそれに追い付かない。
書いても書いても文字数は増えないし、ストーリーも進まない。
いずれ時間と共に精魂が尽き果てて、グダる、エタる。
エタるのは、あの日胸に灯った永遠の炎だけでいいんだよETERNAL BRAZE。
何をやっても誰からも報われない、今まさにそんな状況です。
それでもなお、5日に1話、挿絵付きの『偽聖女の診療所スローライフ』をここまで続け、よそのサイトの毎日更新は今日で131日目を迎え、さらにはPixivの二次創作も手掛けているもっさん。
いくら正気を失おうとも、トチ狂ってお友達にでもなりに来ようとも、『一度始めた作品なら曲がりなりでも完結させなきゃ筋が通らねぇ』。
だからもっさんは、どんな苦境逆境に立とうとも、絶対に忘れちゃなんねぇものがあります。
モチベーションはゼロでも、時間と気力さえあれば書けるのです。
まず一つ目は、『常に物語のクライマックスシーンを妄想すること』。
ストーリーが一番盛り上がる場面、そこを描くために、プロローグや序章は存在するのです。
なんとしてでもこのクライマックスシーンだけは譲れない、そんな強い妄想力が、筆を止めることを許さないのです。
二つ目は、『作品の骨子を見失わないこと』。
連載当初は、どんなストーリーを描きたいと思ったのか。
謂わば、初心に回帰するようなもの。
初心を忘れないことそのものが、『常に物語のクライマックスシーンを妄想すること』にも繋がるのです。
そして三つ目は、『登場人物をブレさせないこと』。
転生悪役令嬢モノなら、例えば『死亡フラグを避けたいので王子様達から逃げまくりたいと思います』というタイトルで始め、当初の主人公の悪役令嬢は死亡フラグを避けるべく王子様達から逃げ回る、というスタンス。
だけど展開が進むにつれて何故か逆ハーレムが構成され、あまつさえその中の一人を選ぶという状況に。
どこぞの奇妙な冒険風に言うと。
おれは悪役令嬢が王子様達から逃げ回る物語を書いていたと思ったらいつのまにか乙女ゲーのメインシナリオを書いていた…な、何を言ってるのか、わからねーとは思うがおれも何を書いていたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…
ご都合主義だとか設定崩壊だとかそんなチャチなもんじゃぁ、断じてねぇ…もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
そう、タイトルと物語が一致していないのです。
そうなった場合、タイトルを無理矢理変更しなければ辻褄が合いません。そうした物語は大体エタるし、完結は出来ても満足のいくものではないでしょう。
ただ使いたい台詞をキャラに言わせていれば良いというものではありません。
構築したキャラは常に設定を遵守しなければ、ストーリー展開は自然とグダつきます。
以上の三つを常に念頭に置いていれば、生死の境を彷徨うような状態にでもならない限りは書き続けることが出来ます。
もっともこれは、こすもすさんどと言う例外中の例外中、異例中の異例の存在が為していることなので、至極真っ当なユーザーさんが同じことをやると、精神的に危険かもしれません。
そんな偽聖女の診療所スローライフも、そろそろ完結が見えてきております。
最後まで気を抜かずに書ききりたいところです。