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12人の少女達の日々  作者: ヤマネコ
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宮永美玖

ブクマよろしくお願いします。

私はどこにでもいる女の子。上品で礼儀正しくて、友達もそれなりにいて、親との仲もそれなりに良い。


ただ…日常生活に満足かというと…そうでもなかった。


毎日、お父さんとお母さんと一緒にご飯を食べて


友達とどうでもいいことを話して、一緒に遊んで


そんな毎日はとても幸せな物だと理解しているのだけど


どこか満足出来なかった。


テレビに映るアニメを見てみると、そこには小さな女の子が魔法を使ったり、銃火器を持って戦っているところだった。


アニメの人物たちは何かしら守りたいもの…人とか、物とか、思い出とか、約束を守るために闘っている。


私もいつか守りたいものの為にあんな風に戦う時が来るのかな…。


そんな来るはずもないと思っている妄想をしながら日々を過ごしていた。


ある日、放課後の帰宅中、一人でフラフラしながら帰っていると、誰かが喧嘩をしているところに遭遇してしまった。身を隠して顔だけ少し出して状況を見てみると、小さな女の子が自分より体格が数段大きい男たち相手と殴り合っている。チュッパチャプスを銜えながら、男たちのパンチやキックを避けて、受け流して、男の態勢が崩れたところを鳩尾や金的をしている。


男どもは悶絶している。


女の子は倒れている男どもに何かを言った後、どこかに行ってしまったようだ。


これだ!


普段こういう血生臭いことは起きていなかったから生活に満足出来ていなかったのだ。


この考えに間違いはないと思った。


次の日、試しに年下の男1人に話しかけてみた。


最初は自分より体格が小さくて弱そうな子を狙うことにした。


それなら私が攻撃を受けることはまずないだろう…。そう感じた。


友人から聞いた情報だと、その男の子は噂では小学校の頃、同級生を妊娠させたとかで不登校になっていて家にこもって遊んでいるようだ。


表情も暗く、私が話してみても「はい」とか「そうですね」くらいの返事しかなくて、なおそら好都合だと思った。


だって下手に騒がられると、めんどくさいだろう。


でもいきなり襲ってもな…。なんかこう…反撃する大義名分が欲しい…。


そうだ!


こいつは小学校で同級生を妊娠させたのだから


性的に誘惑すれば襲ってくるのでは…? と考えた。


でもいきなりそんなことをしても警戒されるだけ…


そう考えた私は少しずつ誘惑することにした。


最初の方は学校で有名なファッションギャルの真似をして、スカートをとても短くして少し屈めば、中が見えるようにしてみた。


様子を見てみると、私の下着が見えた時の彼の目はとてもギラついていて少しだけ鼻息が荒かった。


パンチラを何回かした後、次はボディータッチを増やしてみた。手を重ねたり、身体を寄せてみたり、足をくっつけたり…今までの私ならこんなことは絶対にやらなかったことをしてみると、案の定男の子も私の身体に触れるようになってきた。


にやけた面をしていて気持ち悪かったが…もうすぐ襲ってきて、大義名分が出来て思う存分殴れると我慢することで耐えた。


そうして誘惑をし続けているうちにそいつは我慢できなくなったのだろう。


そいつの家に招待されて行ってみると部屋に連れていかれた。


「今日は親がいないんだ」


そう言った瞬間、すごい勢いでズボンを脱いで私の服を脱がしにかかってきた。こいつの目は「目の前にいる女を好きに出来る」


こんな感じの目をしていた。


服をベタベタに触られてタイミングを見計らって人生で初めて大きな悲鳴を出してみた。



周囲の家に聞こえるくらいの大声だ。


こいつはそれで家に誰かが来るのを恐れたのだろう。


私の口を両手で塞いで身動きが取れないようにしてきた。


そろそろいいだろう。


今までの願望を解き放って、男の子の顔を思いっきり殴った。男の子は不意打ちに対抗できず、後ろに倒れてしまいうずくまっている。そこに腹を何度も蹴って、家から飛び出した。


下着が見えないくらいに多少服を着崩して「助けて~!犯される~!」と大声で叫びながら家に逃げていった。


後日、親にこのことを知られた。


私は事情を話した。


「彼に強姦されそうになった」と。


両親は私の話を全く疑わず信じてくれた。警察の人も来たけど、私の証言を信じてくれた。実際にあいつの家から悲鳴が聞こえたという証言と私の着衣が乱れていたという証言がいくつかあったらしい。


でも満足感はなかった。殴っていた時は、今まで感じたこのない幸福感があったのだが…今ではやり方を間違えたなと思っている。


思ったよりも後処理がだるくて違う方法で相手を殴ることを考えた。


そうだ。殴られて喜ぶ人がいるらしい。その人に殴っていいか許可をもらってから殴ろう。それなら問題ない。


そう考えた私は学校で有名な喧嘩っ早い2人組に事情を話した。初対面でこんな話をするのもどうかしていると思ったが、やってみたいという気持ちが勝った。


2人も困った顔をしてドン引きしていたが、「わかった」と言って、紹介してくれた。


あとここでやるといい。


する場所に困っていたら、廃工場を紹介してくれた。



紹介された男に、自分のやってみたいシチュエーションと暴行と日時を提案してみると喜んで引き受けてくれた。


その日が楽しみだな~。



今後もよろしくお願いします。

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