7話 子攫いの大男
ちょっと早めに投稿!
「いらっしゃいませ~」
謎の仮面集団の情報を集める前に昼飯を食べに居酒屋みたいな所に入ってきた。
店員に案内されカウンターで昼間から酒を飲んでいるおっさんの隣に座る。
さっさと昼飯を済ませて情報収集をしたいためオススメを注文する。
酒臭い・・・頼むから絡んでくるなよ・・・
「お、兄ちゃんも飲むか?」
はい、即フラグ回収お疲れ様です。
「い、いや飲めないので結構です・・・」
未成年だからな!
「まぁまぁ飲んでみ美味しいから、な!」
おっさんは、自分が飲んでいたジョッキをグイグイ俺の顔に近づけてきた。
「いや、これから情報収集したいので結構です」
理由言うったからやめてくれ!!
「・・・なら仕方ねぇな・・・ちなみに何の情報を集めているんだ?」
「・・・王女を誘拐した。謎の仮面集団の情報ですよ・・・」
俺は、おっさんと話しながら出されたミートパスタを食べ始めた。
「あ〜・・・ソイツらなら知ってるぞ」
おっさんからのとんでもない発言に驚き俺は、ミートパスタを食べるのを止めた。
「く、詳しく教えて・・・!」
「いいぜぇこれから王女を助けに行く英雄の手助けになるならな!」
何故か英雄扱いされたが無視しておっさんの話を聞くことにした。
「あれは、一週間程前だったか?変な仮面をつけた奴らが俺の前に来てリーダーと思われる大柄な男にこう言われたんだよ「訳合って王女を誘拐したい、もし協力してくれるのならお前に大金をやろう、来るならここまで来い」ってな、まぁ俺は興味がないから行かなかったがな。それとこれも渡された」
おっさんは、ポケットからクシャクシャになった紙を取り出し渡してきた。
「見た所、奴らの拠点の場所が書かれた紙ぽいが俺には、必要ねぇからやるよ。じゃあ俺は、これから深夜までハシゴすっからじゃあな!今度あった時は、一緒に飲もうな、兄ちゃん・・・!」
おっさんは、会計をし店を出て行った。
さて、俺もさっさと食って作戦考えようか・・・
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「よっ」
宿に帰ってきた俺は、おっさんから貰った紙を見ながらベットに飛び込んだ。
紙には、なぐり書きでラナル王国の東地区にある古びた武器屋の地下へ来いと書かれていた。
よし明日、カチコミに乗り込んでみるか・・・
少し昼寝した俺は、また街に出てブラブラ歩き夕飯を食べ再び宿に戻った。
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ラナル王国にある店の中
「何?売ったら高く付きそうなガキを見つけたぁ?」
酒瓶を飲んでいる大柄な男は、少し不機嫌そうに、話しかけてきた部下に聞き直した。
この店は、元々ただのバーだったが今では、とある集団のアジトになっている。
「えぇ・・・何でも上級魔法を無詠唱で使えるガキで実際、囮として雇った奴を上級の水魔法を無詠唱放ちで倒したとのことで」
それを聞き男は、ニカッと笑い部下の一人に聞いた。
「そのガキの居場所は、分かるんだよな・・・」
「えぇ、今は、1人で宿に泊まってますよ。ユウラ様」
ユウラと呼ばれた男は、酒瓶をドンッと音を立てて置き大きな声で部下達に命令した。
「野郎共、王女の埋め合わせになるガキを見つけた!!ソイツを捕まえて上手く売り飛ばしたら大金が手に入るぞ!!」
「「「「「「「「「「「「「「「おぉぉーーーーーーー!!!!」」」」」」」」」」」」」」」
部下達の士気が盛り上がる中子攫いの大男と言う異名を持つユウラは、酒が入っている棚の方をチラ見し手元にあった鉄の仮面をつけたながら笑った。