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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

陰猫(改)のオリジナルや二次創作の短編

過去から未来へのバトン

作者: 陰猫(改)

 それは真昼のように眩しかった。


 その先に見えたのは地獄絵図である。


 全身が黒く焼け爛れた人の群れ。


 瓦礫と降り続ける黒い雨。


 水が欲しい。痛い。助けて。


 そんな言葉が周囲から聞こえる。


 そんな人々の先に私達は現代に立っている。


 失われつつある過去の恐怖が風化しつつある世界。


 そんな世界で平和とは何かを託された者としてこの言葉を紡ごう。


 人は過去から学び、連鎖を断ち切れると信じて・・・。


 託された思いから連なる平和の中にある人々から過去の経験を真剣に考えてくれる者がいると信じて・・・。


 忘れないで下さい。


 過去からの課題はまだ終わってない事に。


 忘れないで下さい。


 私達が多くの犠牲の上に立っている事に。


 失われ、風化してもーー歴史としてしか知る事が出来なくても、その上に私達がある事に。


 私は託された者。


 貴方はそれを引き継ぎ、考える者。


 次のバトンを受け取るのは未来ある貴方です。


 過去から託されたモノをどうか、受け取って下さい。

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