1/6
プロローグ
数の単位を覚えたいがために作ったキャラを何かに生かせないかと思い書いた。
名前は基本単位にちなんでいますが途中からネタ切れました
人間などとうの昔に滅んだ。
彼らは愚かだった。
自ら滅びの道へ進んでいった。それが正しいと信じて。そして彼らがその間違いに気づいた頃にはもう遅かった。
彼らは滅んだ。
しかし、誰もそれを哀れんではいなかった。
価値観とはそういうものだ。
それは天使にとってはどうでも良かった。残された地球は徐々に元の姿に戻っていった。天使はそんな地球に美しさを感じたのだろうか、多くの天使が地球に舞い降りていき、そこで過ごすようになった。
ここは永遠を生きる天使達が住んでいる国。
そうここは天使の国である。
外では羽をつけた美しき天使たちが遊んでいる。水浴びをする姿でさえ優雅である。
私もその中の一人、美しい姿で勉強に臨む。
学校でも私たちは美しく輝いている、
スラスラと筆の音が響く。
天使の特徴である首と額の紋様が陽の光に当たってキラキラとひかる。
真っ白な学校。
美しい先生方。
どこまでも続く大きな大地。
そう、ここは天使の国。
美しき国。