EP.4加護
遂に、ヴェルダンディに行きます!
(告知達成できました。笑)
「よし、自己紹介も終わったことじゃし、加護を授けるかの。」
加護かぁ、どんなのかなぁ。
「じゃあ、私から。私からは生命神の加護を。」
「私は、生産神の加護を。」
「私は、商業神の加護を。」
「私は、魔神の加護を。魔力が上がるのよ。」
「俺は、武神の加護を。内容はお楽しみだ。」
「最後には、儂から主神の加護を。」
全ての加護を受け取ると体が輝いた。
「おぉ。なんか力が漲る?」
「なんで疑問形なの。」
「なんでだろう?でも、みんなありがと!」
「えぇ、いいのよ。」
どんな加護なのかなぁ、楽しみ。
「さて、これで加護はいいとして、朱里の願いは何がいいのかの?」
願い。
「私の願いは、とっても図々しくなっちゃうんだけど…。」
「いいよ。」
なら…。
「私はみんなと友達になりたい。そして、ヴェルダンディに行っても会いたい。」
ダメかなぁ。
「なんじゃ。そんなことかの。」
「…え?」
「もうみんな、朱里の友達じゃないの?」
「…ネロ。うん、そう。もうみんな友達!ありがとう。」
なんか、涙が出てきたよ。
「なら、また儂らに会うというのが願いでいいかの?」
「はい!」
「では“異空”をやろうかの。“異空”はヴェルダンディとここ神の御許の中間地点とでも思えばいい。」
ふむふむ。
「我らの中の誰かが許可しないと来れないが、朱里の眷属は入れる。異空に入るには“異空門”と唱えればゲートが出るからそのゲートに入ればいい。」
ディ、ディフェレントゲート。
楕円形みたいな、白い霧の門かな?
「…え?」
心の中で唱えると、目の前に縦長の楕円形の白いモヤが出てきた。
「そうよ。それがゲート。呪文もそうだけど、頭でイメージして唱えれば発動するわ。」
「おぉ。」
「この中にある神殿でさっきの魔法陣を描くか呼びかければいくからの。たまに散歩もしとるから来るといい。」
「ありがとう!オレガノ。」
「いいんじゃよ。…そろそろかの。」
そういうと、朱里の身体が光に包まれ始めた。
いよいよ、異世界転生が始まる。
「なにから何までありがとう!じゃあ、行ってきます!」
「うん、いってらっしゃい朱里。また会いにきてね。」
「勿論!」
そして朱里の意識は途切れた。
そしてEP.1の冒頭に戻る。
転生して一番最初は森の中とかじゃないの?
周りなんもないじゃん。
「どうしよう。」
うん、悩んでもしょうがないよね。
取り敢えずステータスみよ。
状況確認大切だよね。
「ステータス。」
ブォン。
そういうと、目の前に半透明の板のようなものが現れた。
「おぉ、なになに。」
名前:神崎 朱里
年齢:15
種族:戦闘天使
称号:探求者
異世界最適性者
加護:主神の加護Lv.∞
武神の加護Lv.∞
魔神の加護Lv.∞
生命神の加護Lv.∞
商業神の加護Lv.∞
生産神の加護Lv.∞
レベル:1
HP:1010000/1010000[(100+10000)×100]
MP:1100000/1100000[(1000+10000)×100]
AT:1010000[(100+10000)×100]
DF:1010000[(100+10000)×100]
SP:1010000[(100+10000)×100]
称号スキル:記憶力Lv.∞
言語理解Lv.∞
スキル取得効率Lv.∞(MAX:100倍)
経験値取得効率Lv.∞(MAX:100倍)
ステータス効率Lv.∞(MAX:100倍)
ステータス倍率Lv.∞(MAX:100倍)
加護魔法スキル:創造魔法Lv.∞[主]
身体強化魔法Lv.∞[武]
武器召喚魔法Lv.∞[武]
物理攻撃耐性Lv.∞[武]
火属性魔法Lv.∞[魔]
水属性魔法Lv.∞[魔]
風属性魔法Lv.∞[魔]
地属性魔法Lv.∞[魔]
闇属性魔法Lv.∞[魔]
空間属性魔法Lv.∞[魔]
付与魔法Lv.∞[魔]
召喚魔法Lv.∞[魔]
魔法耐性Lv.∞[魔]
聖属性魔法Lv.∞[生命]
状態異常耐性Lv.∞[生命]
鑑定解析Lv.∞[商]
無限収納庫[商]
アイテム加工技術Lv.∞[生産]
スキル:片手剣スキルLv.5
両手剣スキルLv.3
弓スキルLv.5
体術スキルLv.10
料理スキルLv.9
社交スキルLv.6
計算スキルLv.10
手加減スキルLv.∞
異空スキルLv.∞
「…え?」
いやいやいやいやいや、おかしい、おかしい!
普通のスキルのレベルとか迄は理解できる。
普通に高校で一人暮らししてたり、小さい頃に習い事とかで武道やったりしてたから。
もはや、加護がおかしい。
いやそれ以外もおかしいけど。
なに?∞?なにそれ。
HPとかも数値が、数値が。
うーん、ちーとすぎる。
「…うん。考えるだけ無駄かな。考えないようにしよう。」
うん、そうしよう。
…種族、天使だし、イメージ通りに作ってくれたみたいだし、ゆっくりやって行こう。
手加減スキルは常時発動しとけば任意で力加減とかできるみたいだし、目立たないようにやりたいことしよう。
うん、そうしよう。
「あ、そうだ。私の見た目どんな感じなんだろう。」
鏡とかはないよね。
…魔法試してみるか。
創造魔法を!
鏡、かがみ、ミラー?
コンパクトみたいなやつ。
「クリエイト、ミラー。」
そう唱えると目の前にコンパクト型の鏡が出てきた。
「おぉ!どれどれ。」
…変わらない。
「見た目、変わってないな。」
元々母親がフランス人なことがあって灰白金色の髪色ではある。
瞳の色も蒼玉色だ。
「まぁ、見た目結構気に入ってたし、いっか。」
取り敢えず、街に早く行ってみたいし、歩こう。
でもこの見た目目立つかな。
無限収納庫いいの入ってるかな?
無限収納庫の中身は、お金?と食糧と外套!
よし、この外套着よう。
「これで取り敢えずは大丈夫かな。」
こうして私、朱里は異世界への第一歩を踏み出した。
HPなどの+10000は加護による上昇値です。
…ちーとな天使の誕生です。笑
称号スキルに言語理解を追加しました。