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丸と三角と四角

作者: S
掲載日:2019/05/26

丸と三角と四角の寓話です。少し哲学的な話になります。

 あるところに丸と三角と四角が居ました。

 彼らは仲良しでした。

 ある日、丸と三角と四角は道でばったり会いました。

 三角は丸に言いました。

 「君はいいなぁ。いつもコロコロ転がれて。僕はカタンカタン進むから疲れるし、角が地面に当たって痛いもの。」

 四角も丸に言いました。

 「僕も羨ましいよ。僕なんか、角が四つもあるだろう、ガッタンガッタン疲れるし、角が地面に当たって痛いもの。」

 丸は二人に言いました。

 「僕に言わせれば、君たちも本当は丸いのに、何故自ら角を出しているのか不思議だよ。僕だって、今は丸いけど、自ら角を出せるんだ。」

 丸はそう言うとコロコロ転がって行きました。

 そして、三角と四角は、自分達も丸だったことを思い出しました。

 そして彼らも角を仕舞うと、丸になってコロコロ転がって行きました。


特に解説は付けませんでした。寓話か詩と思って頂ければ幸いです。

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