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ゴミ箱の気持ち

作者: 灯宮義流
掲載日:2008/11/19


 僕はゴミ箱。

 公園に置かれたゴミ箱。

 今日もオジサンやってきて、臭い臭いお弁当の空き箱を捨てていった。

 でもそれが僕の仕事。

 ほら、朝になるとちゃんと業者さんがきて、僕に溜まったゴミを処理してくれる。

 最近はそういう人がきてくれないゴミ箱もいるらしい。

 だから僕は幸せな方だと思う。いつもスッキリして朝を迎えられるのはいいことだもんね。

 それでも、ワガママかもしれないけど、僕にだって不満はあるんだよ。

 僕は公園にあるから、みんな適当にゴミを捨てていくんだ。

 ほらまた捨ててった。今度はくさーいビールの缶だ。

 僕は燃えるゴミなんだ。缶は隣の缶専用にいれてくれないと困るよ。

 業者の人だって、そういうのを見ると悲しい顔をするんだ。

 だから、今度からは気をつけてね。今から投げ返すから、いくよー。

 ぽいっ。

 かんっ。

 あ、気絶しちゃった……だ、大丈夫だよね? ぼ、僕は悪くないもん。

 おや、今度は子どもがきたぞ。きっと僕を揺らして遊ぶ気だ。

 遊んでくれるのは、本当はすごく楽しいんだけどね、ゴミが溢れたら大変なんだよ? だからもうやめてね。

 ……お説教する前に飽きちゃったみたい。子どもって残酷だなあ。

 うーん、ちょっと切ない。

 お、今度は若い人がきた。何か抱えてる。

 ゴロン。これはなんだろう?

 あ……これ赤ちゃんじゃないか!

 コラー!

 生ゴミは家庭のゴミでしょうがあー!

 僕に捨てるなー!

ずっと投稿作品ばかりやっていたので、リハビリに一つ。

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして 題名に惹かれて、作品を読ませていただきました ゴミ箱も大変ですね・・(待t 凄く短い中に沢山の何かがつまっているような気がしました 赤ちゃんは捨てちゃまずい・・(゜Д゜;…
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