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筒山翔太郎の場合 2日目 続き



僕は驚きを隠せなかった 両親を殺したのは当時小学生だった子供 きっと兄だろう

幸子さんが嘘をついていたのはそういう事だったのか 兄が両親を殺したなんて言えるはずが無いだろう

資料によると二人は包丁で刺されて死んでいたそうだ。そして近くで血まみれの包丁を持って座り込んでいたそうだ

その頃僕は祖母の家に預けられていた。その理由というのも兄が頑なに僕も出掛けるのを拒んだからである。兄はおそらく前々からこの事を計画して、実行に移したに違いない。何故兄は何二人を殺したのだろうか。僕にはさっぱり理由が分からない。


世界がもう少しで終わろうという時に僕はとんでもない真実を知ってしまった。そして僕は兄に会いに行きたくなった。というのもその後その小学生は少年院に送られ、更生プログラムを受けてつい最近になって社会復帰をしたそうだ。

別に兄に対して殺意があるとかそういう訳ではない。どうせ皆あと少しの命なのだ。僕は兄が何故二人を殺したのかという理由を純粋に知りたいだけなのである。



詳しく調べた結果兄は現在は僕の今住んでいる町から車で片道1時間ほどの所に住んでいるそうだ。しかしもうすぐ幸子さんが帰ってくる。家から出ていたという事を知られたくないし、何より心配させたくない。僕はまずは急いで家に帰ることにした。


家に帰ると僕はまず明日の計画を立てることにした。幸子さんは明日から2日間ほど古い友人と旅行に行くと言っていたからその間に兄に会いに行くことにした。幸子さんは10時に家を出るそうだからその後家を出る事にする。

歩いてそこまで向かうと時間がかかりすぎてしまうから、バスを使って移動しよう。幸いな事に兄の住んでいる直ぐ近くにバス停がある。それから持ち物は…


夢中になって計画を立てていたら気づいたら夜の10時になっていた。そういえばまだ夕ご飯も食べていないけど、何故だろう。お腹は空いていない。

この感覚はいつぶりだろうか。今まで意味もなくアニメを見たり、ネットを延々と眺めているだけだったけど、こんなにも楽しい事がまだあったなんて! 僕はこの後に及んでようやく残り5日間を生きる意味を見出せたような気がする。



さて明日はいつもより早く起きなければいけないからそろそろ寝ようかな…


寝る前にふと昔の事が蘇ってきた



家族4人でドライブに行った時の事を



その後海に行ったんだ



とても楽しかったな








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