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コンピテンス4  作者: G.j.jijo 沼里泰行
22/32

幻想1


大介が携帯をいじっていると、

2人の前に料理が運ばれて来た。



大介の前にチャーハンと餃子。

渡辺の前にレバニラ炒めのライス

大盛りとラーメンが次々と置かれた。



2人は待ってましたとばかり、

無心で食べはじめた。



「先輩、結構いけますね」

「チャーハンうめえか、

こっちもなかなかいけるぜ」



「先輩、普通ご飯から

食べるんじゃないんですか?」



「馬鹿、伸びちまうだろ」

「ラーメンライスなら

それでもいいけど。普通レバニラ



からいって、ライスを残してから

ラーメンを食べるべきです」



「お前の指図は受けねえよ。

俺の好きに食べさせろ。

そうしないとまずくならあ」



「本当に可愛くないんだから、

そんなことだから彼女ができないんです‼︎」



「うるせ〜な、俺には俺のやり方

があるんだ。お前は黙ってろ」



「そんな態度だから

女性が寄ってこないんですよ」



「いちいちうるせ〜奴だな。

ピーチクパーチク勝手にさえずっていろ」



「先輩⁈まさか女性の前でも

そんなにガツガツ食べるんですか⁇」



「1番うめ〜食い方なんだ

からおめえは黙ってろ」



「はい、わかりました。

先輩は一生独身のままでいいんですね」



「なんだと‼︎」

「だって本能むき出しですよ。

そんな食べ方じゃ〜〜、女性が怖がります」



今の一言が本人に

グサッと刺さったようで、



「なにがいけないんだよ」と

般若のお面のような形相で睨みつける。



「まったく、かっこめば

いいってものじゃないですよ。

ちゃんと味合わないと」



「腹が減ってんだ」

「右手に箸、左手にレンゲ。

どう見てもおかしいでしょう」



「なにがおかしいんだ。

効率的じゃないか」



「先輩!両手で食事をする人

なんて初めて見ましたよ」



「そんなに珍しいか」

「ナイフとフォークじゃないんだから」



「いちいち、おめえも女みたいなやつだな」

「女だったらなにもいわず2度と会いませんよ」



「わかった。とにかく今は好きに食べさせろ。

あとでならいくらでも話を聞くから」



「はいはい、先輩は女の

兄妹がいないでしょう」



「確かに男3兄弟だ」

「いつも争ってるんじゃないですか」



「よくわかるな、親があとで洗うの

めんどくせえから我が家はいつも大皿なんだ」



「そんなことだろうと思いましたよ。

だってまるっきり戦闘モードですよ。

目が血走っているんだから」



「獲物を見ると興奮するんだ」

「獲物ですか?野生動物じゃないですか」



「馬鹿いえ、皿の上じゃ

逃げたりしないだろ」



「でも、そんなに殺気立って

いたら誰だって逃げ出しますよ」



「そんなに怖いか?」

「だってまったく

優しそうじゃないですよ」



「どうすりゃいいんだ?」

「やっと聞く気になりました?」

と大介はニヤリと微笑んだ。







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