4/9
日記
「うおっ、何これいつもより豪華じゃん」
我が家の晩餐会場(単なるテーブルなのだが)はキッチンと同じ部屋にある
居間と食卓とキッチンが繋がっている感じだ 僕はテーブルの椅子に腰掛け、やけに豪華な晩御飯を見て感動してしまった いつもならスーパーの惣菜とか割と簡単な料理しか並んでいないはずなのに、、、
「今日はボーナス出たからな、ちょっとした贅沢だよ華那」
と、母が言った
「……何で親父の口調真似してんの?」
「えへへ、ボーナス出たってお父さんから聞いてね〜ちょっと機嫌良いのよ母さん」
ちょっとどころじゃなくいつもと全く違う 母さんはまだ何か作ってるようなので既に並んでいる物には手を付けず、僕は日記の続きを書くことにした
「母さん部屋行ってるから食べる時呼んで」
「はぁ〜い、ごゆっくり〜、フフフ」
何故だろうとても気持ち悪い
「さて、どこまで書いたかな」