第6話 怒りもしますよ?
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これからもがんばらせていただきます!
サブタイ語尾を ね にできんかった・・・
「法櫂下がれ…」
私は法櫂へ退室を求め、劉備一行を顔を向けた。
「あなた方も下がりなさい。勝手に飛び出た二人は軍規に従い「笙!」…初犯なので多めにみて独牢へ一晩だけ…自分がしたことを思い返すようにいいですか?」
郭礼の物言いに一刀が抗議した。
「太守がいいって言ってるの罰するのかよ!」
「軍法は私預かりでもあるのです、そうですよね?伯珪様」
軽い口調の一刀に対して郭礼は切り捨て公孫賛に問い掛けた。対する公孫賛は重苦しく答えた。
「あぁ、そうだったな…だがっ「だがも何もありません」っく、済まない桃香…」
何がいけないのか?どこで間違えたのか?こんな弱々しい主は見たことがない…
いない間に何が起きたのか?
いえ、何が起ころうとも太守が配下が誰も預かりしらぬところで罪状の抹消・出所不明の一行を招くなどあってはならない。これだけは守らせないと示しがつかないっ。
「趙雲殿、関羽殿のご両名はいいですか?」
「今思い返せばばかなことをしたと反省しているのですよ、勿論了解いたしました」
「私もです」
「では、外で法櫂が待機してるでしょうから連れて行ってもらってください、伯珪様はお話がありますので残ってください」
そういって、公孫賛と郭礼以外は外へと出て行った。
二人の間に重く昏い空気が流れる。
最初に口を開いたのは意外にも公孫賛であった。
「壱夜・・・すまないとは思っている。私は太守だ。ここを預かっているものとしての責任がある・・・だが、桃香に出会い話を聞いているうちに私では守りきれないって思うようになってな」
酷く小さい声でぽつ・・・ぽつと話し始めた。
「だって、そうじゃないか?桃香はもう将と呼べる人を二人も自らの力をもって配下に治めているんだぞ!それに比べ・・・私は壱夜だけだ・・・それに壱夜だって本来は前に出て戦うべき側ではないだろう?」
「そうですね、白蓮様。私は軍師です、本来ならば後ろでふんぞり返って指示を出しているべきなんでしょう。ですが、私は貴方だからこそ仕えているのです。太守でありながら全てを行い、時には自ら賊の討伐へ・・・それも前線で戦うお姿を知っているからこそ貴方の傍にいるんです。伏馬隊も私以外であれば白蓮様、貴方一人しか命を下すことはできないでしょう。」
二人は真名で呼び合っている。これは郭礼が他人の前で真名を呼んでもらいたくないという願いから二人っきりの時だけそうしているのである。
「だから私は前に出るのです!例え危険があっても、白蓮様を守れるように前線でも戦えるように訓練しているのです。ただただ・・・・守りたいがためなのですよ!だがっ、その忠誠をこのような形で裏切られたら・・・私はどうしたらいいのです!」
そう軍師に取り入ってくれたあの日から私のすべてはこの方のみだ。白蓮様を守るために伏馬隊を設立した。これで負担が減らせればと思って・・・・
「裏切ってなど!!!いや・・・裏切ったのか・・・桃香はさ私よりずっと凄いんだ。わかっていたんだよ?きっと桃香の言葉でここ啄郡の皆は何人も出ていくだろうって」
理想論か何かを唱えているのであろうと考えはつく、現実を見てこなかったからこそ食糧問題などをここまで放置してこれただろう。そんな小娘より白蓮様はもっと凄い、その負担は軽く劉備の何倍もあるだろう。
「・・・だからこそ、いえ何でもないです。啄郡の人々は貴方のことを分かっております。それに伏馬隊のこともありますから劉備についていくものはいないでしょう」
「どうしてそんなことが言える!」
どうしても何も・・・
「太守やその兵士たちが街の安全を州の安全を守っているからこそ私たちは帰還するときに温かい声で声をかけてくださるんですよ?みなさん・・。」
その声があるからこそ、私たちは守れるのです。
その声があるからこそ、私たちは戦えるのです。
その声があるからこそ、私たちは帰ってこれるのです。
だから今は泣いてください。
公孫賛が静かに涙を流す。
それは清らかな雨のように郭礼は思えた。
その後
「あっ、それとこれは別なのでちゃんと法櫂に叱られてくださいね?それと食事は嫌いなもののみ、執務室から用がなく出ることも厳禁ですね、まぁ頑張ってください」
落ち着いたところからどん底に落とすのは忘れてはならないですよね?
「ええええええええええぇぇぇええええええええええぇぇぇえええぇぇええええええええええぇ!!?」
ここでアンケートを一つ。
活動報告にもありますが
1 文字数を増やして、更新を週1(文字数5000~6000
2 今まで通りの文字数で週三回(文字数1400~1600
どちらがいいでしょうか?携帯で書いてPCでまとめることが多いので作者的には2なのですが見てくださっている方も恐縮ですが多くなってきたのでご希望にあわせていけたらと考えております。
活動報告にコメントか感想の一言で回答頂けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。