第3話 莫迦ですね
※残酷な描写あり
そこまででもないとはおもいますが
「門番!!警鐘三回、その後銅鑼を二回鳴らしてください!それと武器庫解放を、あと伯珪様に伏馬隊が出るとお願いします。」
単騎で賊に?莫迦なのか…とはいえお客人を死なせるのは頂けませんね。今緊急事態と伏馬隊の出撃を指示しましたので、すぐにくるでしょう。
思考しながら、城壁の上まで走る。場所とそこまで行く時間、それに最適な編成を構築していく。
「郭礼様、賊は砂が巻き上がってるのでお分かりだと思いますが、先ほど賊の方角に門番と言い争っていた一人が向かいました…」
見張りの兵士からの報告
「一人が二人になっただけです!まぁ時間稼ぎぐらいにはなるか…借り作るのは嫌ですがしょうがないですね。確実にいきましょう。賊の数は?」
「千はいないかと」
なら…ん?揃ったみたいですね。さすがに三百でも整列すると壮観です。ってあれ?
「軍師!伏馬隊全員揃いました、指示願います。」
「法櫂あなたもきたのですか?いい歳なんですから、書類仕事でも…」
「何を言います!緊急事態であればこの爺も行くのは当然でありましょう?伏馬隊隊長なのですからなっ」
この爺さんが伏馬隊隊長であり、元将軍。先の私による下克上?で唯一残った人です。有能なんですが…歳なのでいつもは後方で兵站をお願いしてるのです…
「分かりました、壱番隊は半分が盾を残りは騎馬、弐参番隊は長弓で!武器庫は解放されてますので駆け足で準備、騎馬の武装は常備剣でいいのですぐにいけるように。準備終わり次第、外で整列を。爺はこちらに」
『ハッ』
爺を呼び出す。
多分武装から予想ついてそうだけど
「法櫂は盾隊を指揮、莫迦二人が時間稼ぎしてるようですがあの数で保たないでしょうから、そこを弓で殲滅します。貴方の役目は二人を囲み盾で円陣組んでください。隙間は死体で埋めるように。辛い役目ですがいいですか?」
「合図は鏑矢でいいですかな?」
察しがよくて助かりますね。
「はい、では行きましょうか」
関羽side
突っ張られた私たちは頭が真っ白になっていた。
ご主人様もこちらが頼む側ということをもう少し理解してほしいところだった..
そんなとき
「超雲殿が単騎にて賊を退治しに向かわれました!公孫賛様から至急救援にむかうようにと!」
賊がでた?賊!?
「桃花さま!私は討伐に向かいます。ご主人様と一緒に手続きにいってもらえませんか?」
「え? あっうん!わかったよ、愛紗ちゃん!
よし、鈴々は
「鈴々はここで護衛を頼む。」
「わかったのだ!」
「では、いって参ります!」
砂埃が立っている方向へただただ走った。
その先では一人奮闘する趙雲がいた。賊の中心で槍を振り回して牽制しつつ着実に賊を殺していく。
しかし、趙雲も人の子...着実に体力を減らし、傷ついた体から流れる血で容赦なく力を失くしていく。
「はぁああああああああああああ!?」
そこへ空気を切り裂く轟音とともに一閃
「我が名は関羽雲長!恐れるものは退けっ、死にたいものは前へ出よ!」
「お助け感謝する!我が名は趙雲子龍、常山の昇り竜。」
中々の技量、さすがは賊の中に単騎で突っ込むだけのことはある。
「趙雲っ、まだやれるか?」
「っふ、甘く、みる、なっ!」
二人は声を掛け合いながら、突き、斬り飛ばしていく。そこへ銅鑼が響くと同時に何かが二人へ近づいてきた。大盾とともに
「そこの|嬢ちゃんたち!しゃがめぇえええええっ。全隊っ円陣!盾で囲めっ」
「了解!隊長っ」
有無を言わさぬ声で反射的にしゃがんでしまった、後ろの趙雲も同様のようだ。
隊長と呼ばれるお爺さんの指示で私たちの周りを盾で囲んでいく、四方と上を。
「周りの死体で隙間を埋めよッ、特に上部には気を払え!」
その言葉とともに周りの兵士が死体を自分の傍あるいは前へとならべていく。
なんだこれは?酷いものだと斬って隙間に埋めていくぞ?うぅ・・・
「法櫂殿!賊とはいえ死んだ者にそのような仕打ちはっ」
「だまれッ、本当はこんなこと指示したくないわぃ。合図を送るぞ、中央開けよっ」
趙雲が抗議したが、聞かずに法櫂というものは矢を放った。
じっちゃぁぁぁぁぁぁん!?
てことで爺ぃ登場。あっ爺がヒロインじゃないですよ?
そんなこと言ったら石なげらr(ry
ぇ?クオリティ下がってる? 元々低いんだから気にしたら負けかななんて・・・
一応十話ほど投稿したら一度全体的に修正入れる予定です。
ユニークPV800突破!感謝感謝
PV3000だそうで・・・感涙で前がっ
感想まってます。