冒険者に?
「ここが冒険者ギルド?」
「そうじゃないかな?」
俺達は冒険者登録をしに来ていた。
「すいません、冒険者登録をしたいです。」
「えっと、お嬢ちゃん何歳?」
「10歳!」
「ごめんね、12歳からじゃないと
登録出来ないんだ。」
「そうなんだ、、、」
「また大きくなったらおいで。」
「うん、、」
〜〜〜
「、、、」
「どうしたものかな、、」
まさかの冒険者にすらなれなかった。
「クロ、」
「どうしたの?」
「私、魔法の勉強する!図書館いこ!」
「そっか、頑張ろう!」
「うん!」
〜〜〜
「、、、」
「どうしたの?」
「文字読めない。」
「うん、まあ、最初は字の勉強からだな。」
俺達は、字の勉強をした。
〜2ヶ月後〜
「やっと文字をしっかり読めるようになったね!」
「うん!魔法も頑張る!」
ミナは今、家で借りた魔導書を読んでいた。
母親はまだ寝たきりだ。
「ごはんだよ〜」
「はーい!」
この姿でも料理位はできる。
今日は森で見つけた辛芋と言う
いわゆるこの世界での生姜を使った
生姜焼きならぬ辛芋焼きある。
キャベツの千切りもあるが、キャベツは探すのに
手こずった。まさか木の実のノリで
木の葉っぱがキャベツの葉とか誰が考えつくだろう。
空を飛ばなくて良かった。
コイツの名前はキワの葉と言うらしい。
幸せそうに食べてるミナをみていると、
なんとなく庇護欲とかが湧いてくる。
これが父性と言うやつなのか?
そして俺は夜遅くにある物を作っていた。
「また失敗か、」
紙使った形代作りである。
手先が肉球なので全然うまく行かない。
「せめて人間近づけたら良いのに、、」
そう、思った時だった。
体が突然大きくなり、人間の手がついていた。
「おいおい、まさかほんとに人間に、、」
水魔法で水鏡作り、みてみると、、
「、、、」
そこには、獣人にしては猫すぎるし、
猫にしては人間すぎる、微妙な奴がいた。
「まあ、形代が作れるだけましか。」
俺は作業に戻ることにした。