クリオネを倒せ!
「ふん!!」
冒険者たちがクリオネを殴る、、だが、ゲル状の体に打撃はあまり意味がなかったようで、
クリオネが頭をパッカーンと開きコチラに向ける
「キュィィィィィィィ!!」
と叫び猛スピードタックルを決めてくる。
「ぬあぁぁぁぁぁぁ!!??」
そして冒険者が動揺している隙に頭からかじりつかれていた。
クリオネは10体、
さっさと倒しきらねば、、
幸い、顎の力が弱いようで、噛み砕かれては居ないようだ。
しかし、、まぁ、無数の牙が刺さっているため痛そうではある。
「〘ファイアーボール!〙」
効果は今一つのようだ。
まぁ、水に火を浴びせたところで、、という感じではある。
「ふん!!」
ガイアがクリオネをぶん殴り、引き剥がしは出来たものの、
「チッ、、やっぱ効かねぇか。」
平然と接近してくるクリオネ。
するとミナが詠唱を終わらせ叫ぶ
「離れて!!〘ライトニング・チェイン〙!」
クリオネが絶叫を上げる。
なんと言ったら良いだろうか、、
そうだ、こんにゃくだ。ワッフルメーカーでこんにゃくを挟んで焼いた時みたいな
甲高い叫び声が響き、
5体吹き飛ばし、2体を撃破した。
「今だ!!」
冒険者が剣でクリオネの頭を貫き、3体撃破
「〘珪槍〙!」
大地より突き上げるケイ素の槍。
それがクリオネにぶっ刺さると、
クリオネはクリオネとは思いたくない絶叫をあげ、力尽きた。
やはり、突き上げや斬撃に弱いようだ。
俺の後ろから近づくクリオネをエナが斬り飛ばす。
「大丈夫か?クロ。」
「大丈夫、ありがとう。」
(残り3体、、やれる!!)
そう思ったときだった。
「うわあぁぁぁぁぁ!!?誰か剥がしてくれぇぇぇ!!!」
冒険者の叫び声が木霊する。
無数の陸クリオネに包囲され、撃破した個体を数えた。
「7、、」
辺りには軽く20を超える巨大クリオネ達。
なんか増えてないかな、、
すると奥から一回り大きいクリオネが浮かび上がる
「やつは、、!海クリオネ!!」
(もうそれただのクリオネやろ。)
すると、海クリオネが頭をパッカーンと開き、コチラに向ける。
「来る!!」
まさかあの突撃をするつもりか?
「、、??」
しかし、動きがない。
すると
キュイィィィィィン!!!
口に光が集まっていく。
「伏せろ!!!!」
と、誰かが叫ぶ、咄嗟に形代を懐からだし叫ぶ
「〘結界〙!」
チュドォォォン!!
「なんでクリオネがビーム撃つんだよ!!!」
ゴリゴリLPが削れる!!!
結界術は霊力喰うんだよさっさと止めろや!!
スン、、
(やっと止まった、、今のだけで5000持ってかれたんだけど。)
そして、またビームをチャージし始めるクリオネに、
形代を投げる。
「何度もビーム撃たれて、そのたびに霊力消費するくらいなら!!」
形代を取り出した。
初めてやるが、
アニメとマンガを脳内で再生し、
中学生の頃、夜中に無意味に方陣を描いては
厨二なセリフを吐いていた、あの時を思い出しながら、
万全の準備をもって方陣を描く。
「〔忌しき邪悪を払う陽の力よ、昏く燻る陰の力よ、
我が願いに応じ、邪を封じ、滅する理となれ〕」
アニメだとこんな感じの詠唱だった、、はず!
その言葉に呼応した八の形代が、8方向に分散し、
力の領域を生み出す
「結界浄化術〘封殺陣〙!」
青い光を纏う陣から薄く光る鎖が天に伸びる。
そうしてあっという間に拘束された海クリオネ。
そして、内部から光が溢れた。
「浄化の炎よ、かの妖を祓え。」
光の柱が天へと昇り、
海クリオネが蒸発する。
決まった、、
と、ドヤ顔を決めていると。
ザッパァァン!!
と、海クリオネがもう2体海から出てくる。
「畜生!なんで海クリオネが3体もいるんだ!!」
「くそっ!勢力争い中だったか!!」
うっそぉん、もう霊力尽きかけなんですけど?
あれで5万くらい持ってかれたんだけど?
残り3万弱なんだけど。
あぁそうだよ!封じるだけなら5000かそこらだよ!
でもかっこいいじゃん!だから浄化までやっちゃったんだよ!
全力とは言え、
あれ毎秒5000LP持ってくのやばすぎるでしょ!!?
でも、海クリオネが1秒で蒸発したと考えると、
かなりの威力だな。
それがあと2体か。
それにプラスで陸クリオネ20体強。
、、、無理です、ハイ。
俺は、スキル欄にある、
〘式神呼び出し〙
を押す。
「霊力を持って我が式神を呼び出さん!
急急如律令!〘鎌鼬〙!助けてヘェェェルプ!!!」
残った霊力の9割を突っ込み、マイを呼び出した。
すると、形代の一つが輝き、その形代がマイに変化した。
「、、あれ?ここどこ?」
「マイ!説明は後でする!あのふわふわ浮いてる半透明のゼリーみたいの
全部やっつけてくれ!!」
ギィェェェェェェェェェェェェ!!!
陸クリオネが3体ほどコチラに突っ込んでくる。
「クロ!!」
と、ミナが叫ぶ。
その時だった。
マイの姿が掻き消えた
突然、3体の陸クリオネが縦に真っ二つに裂けた。
その流れで、残りのクリオネも1体、また1体と、風切り音と共に裂けていく。
「なんだ!?」
「陸クリオネが、、!?」
ヒュン、ヒュン、と、凄まじい勢いでクリオネが減っていく。
違う、マイは消えたわけじゃなかった。
消えたと錯覚するほどの速度。
海クリオネがキョロキョロとしていると、
マイが海クリオネの背後に現れた。
海クリオネが振り向き、口を開こうとしたが、
マイにより、一瞬で細切れにされる。
もう一匹が逃げようと海に潜ろうとしたが、
それすら間に合わず、全身を斬り伏せられた。
マイが俺の前に着地する。
「分かった!やっつけたよ!」
10秒、、、
さすがは最高速度500kmを誇る鎌鼬、
しかも、周りの強い妖怪に影響されたのか、
更に強化された鎌鼬は。
たった10秒で、
冒険者たちが苦戦していた陸クリオネ23体、海クリオネ2体を瞬殺した。




