王城に呼ばれたのですが
「、、、今、なんと?」
俺はもう一度ギルド長に質問した
「あぁ、この国の第1王女様が、あんたらに会いたいらしい、これが招待状だ。」
そう言いギルド長が紋様が刻まれた手紙を差し出す。
「、、間違いない、王族の紋章だ。」
何故、、王族に呼び出されたのだろうか、
なにか粗相でもしただろうか、、
いや、やらかしたのなら招待状など寄越さず
騎士団でも何にでも依頼し拘束すれば良いだけ、、
つまり本当に何らかの用事があるのだろう。
「分かりました、その日に王城まで行けばいいんですね。」
するとギルド長がため息をつきながら手紙のある部分を指す。
【19日早朝、家まで迎えの馬車を向かわせます、
当日は礼服のみご用意ください。】
「へぇ、、19日ねぇ、、」
今日18日だよな?
「、、なぁ、礼服ってあるか?」
全員首を横に振る。
、、、
こうして俺達は服屋へ慌てて駆け込み、
何とか礼服を用意することに成功した。
翌日
「おぉ、、」
ミナ、ガイア、エナの姿を見て感嘆する。
「似合っているじゃないか、」
ミナとエナはドレス、
ガイアは礼服を着ていた、
、、ガイアは服に着られている感が溢れているが、、、
エナはこちらを見て頭を抑えた。
「結局、間に合わなかったな、」
そう、ミナ達は間に合った。
結局俺達妖怪メンバーは時間がなく、服が間に合わなかった。
3着あっただけ御の字である。
「まぁ、全員もれなく着物だし、平気だろ。」
そんな事を話していると、
家の前に馬車が止まる。
その装飾は王族であるということを主張していた。
「全員乗るかなぁ、、」
しかし馬車がもう1台止まる。
(流石王族、抜け目がない、、)
俺達が玄関に行くと、
「お待たせしました、冒険者様方、こちらにお乗りください。」
馬車には
俺、ミナ、エナ、ガイア、マイ、ナグモ、ラース、ウロボロス、ルナの9人が乗る、
それぞれグループを作るが、ルナとウロボロスを一緒に乗せると災害が起きかねないので別にする。
5対4で乗るので、
体の小さい俺とマイが5人乗りの方へ、
ナグモはウロボロスと一緒の馬車を希望、
何でも昔話をしたいらしい。
ガイアとラースも興味があるらしく、
結果残ったメンバーは5人乗りの方へ、
結果、
5人乗り
俺、マイ、ミナ、エナ、ルナ、
4人乗り
ガイア、ナグモ、ラース、ウロボロス
に分かれた俺達は馬車に乗った。
馬車に揺られながら王都へ向かう、
半日ほどかかるそうで、ゆっくり寛ぐことにした。
「揺られながら、、」
揺れない、、
「あの、馬車にしては揺れないですね?」
俺が御者に聞くと、
「あぁ、王族の馬車ですから、揺れを抑える魔道具が乗っているんですよ。」
、、、流石王族、お金のかけ方に糸目がない、、
「あるじ、そときれいだよ!」
「あぁ、そうだn」
、、、早くね?
いや、自動車と比べると遅いが、
時速30kmは出てるんじゃないか?
※通常の馬車は8km〜15km程
俺がそうこぼすと
「ははは、驚きましたか、速度上昇、軽量化の魔法がかかってるそうですぞ。」
と御者が教えてくれた。
流石王族、何度でも驚愕出来る。
「クロ、本来なら王都まで3日はかかるよ、、」
とミナが教えてくれる。
3日を半日、、、
流石王族、言うことがねぇ、
するとルナがコソッと言う
「主殿、」
「、、、やっぱ来るか?」
「えぇ、、多分、」
ルナのスキルは膨大で、俺も昨日知ったのだが、
月読というスキルがあるらしい、
効果は、限定的な未来視、
月が出ている時に発動することで
近い未来がそれとなくわかるそう、
それによると、
〘風の如き馬の引く車、望まぬ待ち人が来たれり、
己が金色、失われたし。〙
だそう、
俺が一晩考えたところ、
俺は新たなスキル、〘推測〙を得た、
思考速度や精度に補正がかかるらしい。
どうやら、馬車が盗賊に狙われ、金品が盗まれる、
ということらしい。
もっと直接言ってくれて良いのにな、、
と思っていると、
ドガン!
と、馬車が揺れる。
「落とし穴だ!」
あ〜あ、気の所為だったら良かったのに、、
俺はそう思い寝転がる
「クロ!行くぞ!」
とエナが叫ぶが、
「いや、待ってればいいよ。」
俺はそう言った。
「何故?」
エナがそう聞いてくると、
「では行ってきます。」
とルナが出ていく
「あぁ、行ってら。」
南無三、盗賊達よ。
外から聞こえてくる盗賊達の叫び声。
それを聞いたエナは、
「あぁ、、」
と、こぼし座った。
かくして、盗賊達はものの数分で御用となった。




