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打倒!ファイアドラゴン!

「貴方達が、

ファイアドラゴンを討伐してくれるのですか?」

50代の白髪混じりの男が言う、

彼はこの町の町長、

ファイアドラゴンの討伐依頼を出した本人だった。

「はい、私たちが討伐依頼を受けた

冒険者パーティーです。」

エナが答えると、

町長が口を開く

「ファイアドラゴンは水が弱点らしいです、

水系の魔法を使うと良いかもしれません。」

「なる程、勉強になった。感謝する!」

ラースがそう言った。

俺達はお礼を言い、火山帯へ向かおうとすると

「あぁ、それと、」

町長はにっこりしながらこう言う。

「これは伝承ですが、暑い場所に行くときは

水だけでなく、塩を少し舐めると具合が悪くならないそうです。この町は海沿いなので塩を少し買っていってください。」

(必須ミネラルのことか、伝承とは言え、

この世界も侮れない、、)

町長の言葉に俺達は感謝を伝え、

塩を買ってから火山帯へ向かう事にした。

「暑い、、」

そう言ったのはミナだった。

今俺達は火山帯に来ている。

最近ここに住み着いたファイアドラゴンが、

近くの町を襲っているらしい。

そのためクエストとして依頼されたのだが、

「火山帯だからな、それは暑いだろうな」

「熱ッ!」

火山に入ってからはさらに暑くいや、

熱くなってくる。

「だが、そろそろ見えてくるはずだ、」

そうして火山の大きい穴を発見した。

「これがドラゴンの巣ねぇ、」

ガイアがそう呟く。

「おっきい穴だね。」

ミナが感心しながら言う

「よし、行くぞ。」

エナの先導で巣に入る。

暗い穴を通り抜け、少し開けた場所に出る。

すると、、大きな岩以外何も無かった。

「あれ、居ない、、留守か?」

エナが言う

「、、、一旦出直そうか、」

そういい、立ち去ろうとしたその時、

「ッ!、若いの!」

「なッッ!〘プロテクション〙!」

ナグモが叫ぶと同時、

ガイアがプロテクションを全開、

凄まじい業火がプロテクションによって防がれる。

なんと、あの大岩だと思っていた物は、

擬態したファイアドラゴンだったようだ。

「全員散開!ナグモは水魔法で、マイは攻撃して下がるヒットアンドアウェイを繰り返せ!、ラースは陽動しつつ弓で攻撃!ミナは後方から攻撃魔法!

エナはデコイでファイアドラゴンの気を引け!

ガイアは支援魔法でミナとエナを補助、俺は回りながら攻撃と指示をする!」

『了解!』

俺は素早く指揮を執りつつ、攻撃を加えていた。

「〘妖炎〙!」

効果は薄かった。

(やはり炎は効き目が薄いか。)

猫の時より術の発動も速く効果も高いが

僅かに機動力が落ちた様な気がする、

ギャァァァァァァ!

ドラゴンが咆哮を上げる、

表皮には細かいが鋭い傷がついており、

マイ(鎌鼬)が目にも止まらぬ速さで斬りつけ、

退散を繰り返す。

「〘ウォータージェット〙!」

ナグモ(土蜘蛛)が水魔法を放つ

しかし寸前でかわされる

ファイアドラゴンはその巨体からは想像出来ない

移動速度で走る。

ドラゴンは振り被り、

尻尾による薙ぎ払い攻撃を行なってくる。

尻尾と言えども丸太の様な太さの尻尾、

マイは回避した、が、

「カハッ!」

ナグモはもろに受けてしまう。

「ナグモ!、、クッ、ガイア!」

「わかった!」

タッタッタッ!

「〘ヒール〙」

ガイアが駆け寄り回復魔法を掛ける。

すると、逃さんとばかりにガイアを狙った

ブレスを放つ。

「なっ!」

ガイアとナグモが炎に包まれる。

「ガイア!」

「ナグモ!」

ミナとエナの叫び声が反響する、

炎が消えると、

その場には燃えた紙のような物が落ちていた。

「、、あっっぶねぇな、、」

「良かったぁ、でも、どうして?」

ミナが聞くとガイアは焼け跡を指差し、

「あれだ、」

燃えカスとなった人型の紙、

俺はそれを見て納得した。

「なる程、〘空蝉の形代〙か。」

空蝉の形代

俺が霊力を込めて作った逸品。

事前に対象の血を一滴垂らし、

好きな場所に置くことで、

命の危機を察知すると

現在のSPを半分消費する代わり

空蝉の形代と対象の位置が瞬間的に入れ替わる、

という物。半強制的に入れ替わる為、

形代を置く場所はよく考えておこう。

青い光が薄く輝く綺麗な形代だ。

「予備だ、後3枚しか無いから大切に使ってくれ。」

「助かったぜ大将、」

さて、ファイアドラゴンのタゲ*を拾ってくれてる

マイ達の為に急いで戦いに戻ろう。

(タゲ ターゲットの略、)

俺は戦況を見て考える。

ナグモは暫くまともに戦えない。

マイやラースも少しダメージを食らっているし、

何よりSPが半分を切っている。

ミナもMPは半分弱、エナはHPが6割強程度だ。

ガイアはまだ動けそうだが

空蝉の形代の影響でSPが4割を切っている。

一方ファイアドラゴンは体力残り7割強、

MPSP共に6割残っている。

控えめに言ってやばい、かなり押されている。

どうするか、そう考える俺の頭に、

ある言葉がふっと浮かび上がってきた。

[化学知識はこの世界でも有効だ。上手く使え。]

そうか、!

「その手があったか、」

俺はにやりと笑う。高校化学くらいなら俺でも分かる

確か、アレ(・・)にはある特性があったな。

俺はガイアの方を見る。

「ガイア!俺に塩の入った袋を投げてくれ!」

ガイアは驚いたように言う

「はぁ!?なんでだ!?」

俺は焦りながら言う

「説明は後だ!早く!」

「なんだか知らんが分かった!」

ガイアは困惑しながら塩を投げる。

俺はその塩をキャッチし、心の中で町長に感謝する。

(塩を買っておけと言ってくれてありがとう、町長さん)

「〘元素制御〙!」

塩は3kg買っておき、200g持ってきている、

1kg金貨1枚、1万リルと聞くと高いが、

トレアスでは100g金貨1枚なのでかなりお得だ。

その内200gの塩から元素制御である物を取り出す。

塩、NaCl、つまり塩化ナトリウム、

それを元素制御で

Cl(塩素)Na(ナトリウム)を取り出す、

すると、なぜかClとNa以外の金属まで出てきた、

(これは、、そういう事か!)

紙に妖炎の術を刻み、

思わぬ副産物をその紙で包み

ドラゴンに向かって投げ、叫ぶ

「全員目を閉じろ!〘妖炎!〙」

紙が急激に燃え始めたその時、

カァァ!

その物体が激しく輝き出す。

グァァァァァ!

ドラゴンがそれを直視し怯む。

この町は海沿い、そこから取った塩、

品質は日本程良くないだろう、

つまり、純粋な塩ではなく、

不純物のMgCl₂、塩化マグネシウムも含むはず、

Mg、マグネシウムは、炎により急激に酸化した場合、

強い白色の光を発する、

つまり、即興の目潰しをしたわけだ。

さらに追い打ち、ナトリウムを簡易結界で包む

強度は低いが、これで良い!

「ナグモ!水魔法だ!

大量の水をドラゴンの近くでキープしてくれ!」

「?、、分かりました、」

ナグモは、

大量の水を悶えるドラゴンの近くに持って行く。

俺は簡易結界で包まれたナトリウムを、

水球に突っ込み、全力で離れる。

「ガイア!合図で全力のプロテクションだ!」

「分かった!」

「全員ガイアの後ろへ!エナは盾を構えてくれ!

マイ!ラース!下がれ!」

「わかった!」「了解しました!」

マイとラースがガイアの後ろに行き、

全員の避難が完了する。

同時、ドラゴンがやっと正気を取り戻し、

こちらに咆哮を浴びせる。

そこを狙って口の中にそれを放り込む、

「ガイア!今だ!全員、衝撃に備えろ!」

そして簡易結界を解き、耳を塞いだ。

すると、、

ジュワッ、

ナトリウムが水に触れたその瞬間、

ドォグォォォォォォォン!!!!

凄まじい爆破が発生した。

(、、まさか、、ここまでとは、、)

ナトリウム、

純粋なナトリウムは、水と反応すると、

水酸化ナトリウムと水素ガスを発生させる。

その化学反応により激しい熱が発生、

それにより空気中に広がった水素に点火、

ドラゴンの口の中で酸素と反応し爆発を引き起こす、

さらに水に解けた水酸化ナトリウムは

水酸化ナトリウム水溶液となり、

強アルカリ性を持つ水溶液となる、

そして、アルカリ性はタンパク質を分解、

つまり皮膚を溶かす腐食性物質と化す!

あの爆発と強アルカリ性水溶液を大量摂取すれば、

レベルアップしました。

レベルアップしました。

レベルアップしました。

ファイアドラゴンといえど、ただでは済まない、、

(どれどれレベルは〜、おぉぉぉ!)

クロ LV54

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

「うおぉぉぉぉ!レベルが、レベルがっ!

54になった!!!」

俺が勝利の雄叫びを上げると、

「おめでとうございます主殿!これでレベルがやっと実力に追いつきましたな!

私も少しレベルが上がりました!」

ラースが祝福してくれる。

「私は34!」ミナが言う

「私は45だ。」エナが言う

「俺は、43だな。」ガイアが言う

「わたしは73!」マイが言う

「吾輩は82ですな。」ラースが言う

「儂は96じゃな。」ナグモが言う

「これで、やっと全員が並べたな!」

俺が言う。

ドラゴンの素材を、細心の注意を払いながら回収し、

余った塩素は圧縮して仕舞っておく。

そして火山の洞窟から脱出し、

「よし、帰るか!今回は早速式神を新たに出して、

そいつに連れて帰ってもらおう♪、なるべく皆を運べるといいな!」

俺は鼻歌混じりに魔力の大半を霊力に変える。

HP 1430/2000

MP 14600/100000

SP 20487/40000

LP 70000/0

LV 54

名前  クロ(酒田 浩一)

状態  魔力欠乏(小)

種族  猫又

年齢  3

性別  男

職業  陰陽師

称号  異世界からの来訪者 連勤術師(笑) 勇者(仮)

    ブラック企業に務めし者 黒魔術師(w)

    式神の主 指揮者

スキル 妖炎 式神召喚 裁断 和紙生成 筆記

    翻訳 魔力変換 錬金術 人化 獣化 

    元素制御 簡易結界 式神強化 鑑定

式神  鎌鼬 土蜘蛛 鴉天狗 +1

加護  地球神の加護↓

「あ、しれっと鑑定ゲットした。」

「さて、今回は誰が来るのでしょうな?」

ナグモが言う

「わくわく♪」

マイがルンルンしている。

「霊力は70000、良いの来い!」

グワッ

霊力がごっそり抜ける気がした。

「残り霊力0、さて何がで、、ん?」

HP 1430/2000

MP 14600/100000

SP 10600/40000

LP 0/0

LV 1

名前  クロ(酒田 浩一)

状態  魔力欠乏(小)

種族  猫又

年齢  3

性別  男

職業  陰陽師

称号  異世界からの来訪者 連勤術師(笑) 勇者(仮)

    ブラック企業に務めし者 黒魔術師(w)

    式神の主 指揮者

スキル 妖炎 式神召喚 裁断 和紙生成 筆記

    翻訳 魔力変換 錬金術 人化 獣化 

    元素制御 簡易結界 式神強化 鑑定

式神  鎌鼬 土蜘蛛 鴉天狗 ???

加護  地球神の加護↓


「れ、れべるいち?」

見間違えか?

目を擦っても何も変わらない、LV1の表記、

「な、何が、起こっているのですかな、、?」

ラースも思わず絶句していた。

「ク、クロ、大丈夫、大丈夫だからね、、」

ミナがギュッと抱きしめてくれるが、

目の前が真っ暗になった。

精神的にも、物理的にも、、、?

「物理的にも?」

俺は前を見上げると、

山の様なナニカがそこに居た。

「よろしくお願いします、主殿、」

その巨体は、さっきのドラゴンがトカゲに見える程の

大きさだった、

「か、鑑定、、」

鑑定

HP 735200/735200

MP 249000/249000

SP 154000/154000

LV 162

名前  なし

状態  平常

種族  八岐之大蛇(ヤマタノオロチ)

年齢  2260

性別  なし

職業  なし

称号  神をも怖れさせる者 覇者 恐怖を齎す者

    生ける厄災 生ける自然災害 不死者

    大酒飲み 破壊者

スキル 火炎魔術 水流魔術 大地魔術 嵐風魔術

    雷撃魔術 腐食の吐息 火炎の吐息

    猛毒の吐息 血魔法 状態異常耐性 

    超速再生 不老 体積操作 人化 獣化

加護  破壊神の加護


『?????』

皆、考えていることは同じだろう

『何かヤバいの出た』と。

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