恐ろしい敵、、、?
「勝てない、、」
そう、本能が確信していた。
圧倒的なステータス、膨大なスキル、称号、
その結果が示すのは、
その者の気分一つで世界の命運が左右される、
前あった時とは違う威圧感、
味方だと確信を持って言えない黒いローブを纏う男、
その恐ろしいステータスを見た黒は、
たった一点、気になる、、
と言うか困惑を隠せない点があった。
HP 9.9e99.../9.9e99... 測定限界を超えています
MP 9.9e99.../9.9e99... 測定限界を超えています
SP 9.9e99.../9.9e99... 測定限界を超えています
名前 レイ(深山 黎)
状態 過労死寸前 睡眠不足
種族 古代幻視体
年齢 18兆5263億4176万2243
職業 調律者
称号 最強の調律者 神の代理執行人 龍殺し
竜殺し 喰らう者 異世界からの来訪者
神殺し 強欲 絶望を齎す者 殺戮者
死神 神の理に背く者 生ける厄災 ,,,↓
スキル 火炎魔術 水流魔術 大地魔術 嵐風魔術
神聖魔術 深淵魔術 光魔術 闇魔術
黒魔術 雷撃魔術 空間魔術 星魔術
模倣 魂喰い 未来視 世界干渉
死の宣告 鑑定 影渡り 第六感
呪いの言霊 体力干渉 魔力干渉 ,,,↓
加護 不老の加護 黒星古龍の加護 死神の加護
,,,↓
(状態、、過労死寸前!?睡眠不足!?〔鑑定〕!)
状態 過労死寸前
働き過ぎ。まともな食事も取れておらず、
まさしく死ぬ一歩手前。
(現在)136,452連勤目
状態 睡眠不足
睡眠が不足しており、寝ていない状態
(現在)徹夜17,520時間
(こいつ、、まさか!!)
クロは確信を持った。
(死にかけだぁぁぁぁぁ!!!)
「だ、大丈夫か?」
クロの口から言葉がこぼれた。
その言葉には心配と同情が感じられた。
「ふふ、、ただの猫に心配される程、
俺は死にかけでは無い、、」
「いや、死にかけって出てるが?」
クロは思わずツッコむ
「く、クロ、、この人、、死にかけなの?」
ミナが固まりながら言う
「あぁ、、こいつ、、136,452日、つまり
300年以上休まず働いている上、
丸々2年くらい寝ていないぞ、、」
「えぇ!?大丈夫なの!?」
「お、おい、流石にそれは死ぬぞ!というか死んでないのがおかしいレベルだぞ!?」
「おい兄ちゃん平気なのか!?
回復魔法くらいなら掛けるぞ!?」
ミナやエナ、ガイアが心配そうに男を見る
すると鎌鼬が
「、だいじょうぶ?」
と、心配そうに見つめる。
男は鎌鼬の頭をポンポンと撫でると
「、、、正直キツイ。だが今の時期、私が1日、
1時間休んでる間に、何千もの人が亡くなる。
あと3回程案件を終わらせれば、
少しは休めるがな。」
男の顔をよく見ると、一見平気そうだが、
何処となく疲労と心労が見て取れた。
「おい、辛いならここで少しくらい寝たらどうだ?
ベットはたくさんあるぞ?」
クロは心配そうに男を見つめる。
「気遣い痛み入る、が、遠慮するよ、
あと10分もすれば仕事があるのでな、
ここには要件を言いに来ただけだ。」
男はクロを見つめる
「要件?」
クロが呟くと、
「!?」
さっきまで窓の縁に腰掛けていた男が、
目の前に迫っていた。
「要件は、、お前だ。
神がお前に渡し損ねたスキルを渡しに来たのだ。」
「スキル、、?」
クロの頭に人差し指と中指を付けると、
頭にアナウンスがこだまする
〔スキル〘人化〙〘獣化〙を獲得〕
「お前が人になれず不便していたのを見て思い出したらしい。お前が一晩だけ人間になれたのは、
渡そうとして失敗した結果らしい。」
男がそう言う
「おぉ、、これで俺も人に、、」
「あと、これは俺からのプレゼントだ。」
男がそのままスキルを渡す
〔スキル〘元素制御〙を獲得〕
「化学知識はこの世界でも有効だ。上手く使え。」
そう言うと男は窓枠に手をかけ、そのまま飛び降りた
「!? おい!」
エナが窓に駆けていき、下を見たが、
男は何処にもいなかった。
〜翌日〜
「という訳で、人になってみようと思う。」
俺はそう言った。
「いいね!どうなるんだろ!」
「ちょっと楽しみだな。」
「良かったじゃねえか!これで俺も猫を大将って呼ぶやばい奴から脱却出来る。」
「あるじ!どうなるの!?」
「少し楽しみじゃな。」
「主殿が人間に成れれば、もっと作業が楽になるでしょうな!」
ミナ、エナ、ガイア、
鎌鼬、土蜘蛛、鴉天狗も、
期待値は高いようだ。
「では、、〘人化〙!」
途端、クロの体が輝く
「きっと凄くかっこいいよ!」
「いや、意外とパッとしないかもな。」
「さて、どうくる?」
全員が息をのむ中、光が収まり、鏡を見る。
短髪の、、いや、少し長めか?黒髪黒目、、問題なし。
着物、、まぁ、想定済みだ。
人間の顔、、少し幼いか?
薄い猫ヒゲ、、まぁいい。
黒い猫耳、、まぁ、よし、
先の赤い黒い尻尾2本、、まぁ、いいか。
、、、?
目線が低い、、まさか?
『、、、』
静寂を切り裂いたのは、鎌鼬だった。
「あるじ、かわいい!」
そう、何処からどうフォローしようとも、
完全に小学1年生くらいのケモミミショタだった。
〜〜〜
ズーン、、
クロは机に顔を突っ伏していた。
(文句は言わない、贅沢も言わない、
イケメンに、、とは望んでいないと言えば嘘になる。
が、、せめて成人男性であれ!!)
鏡を見るが、やはり子供だ。
猫耳がペタンとなっていて可愛い、、
「違うだろぉぉぉ!!」
己の耳を触ってみる。
ふわふわとしており、ずっと触っていたいが、
くすぐったいので辞めておく。
髪もサラサラ、、ではなくふわふわだった。
窓から入る日光が温かい、、
このまま寝てしまおうか、、
「ハッ!」
(しまった、完全に猫になってしまうところだった、、)
「クエストだ!クエストに行こう!」
俺はそう決意し、共用部屋へ駆けて行く!
ポテポテポテポテ
「、、、」
ふと振り返ると、
10メートル程後ろに自分の部屋の扉が見えた。
小学1年生とは、ここまで歩幅が狭いのか、、
なんとか共用部屋に行くが、、
「、、、」
ノブに手が届かねぇ。
「んん〜、、」
背伸びすればノブに届くが、回せない。
「、、、」
「あるじ、何してるの?」
マイだった。
「ノブに手が届かなくてな、、
そう言うお前はどうしてるんだ?」
マイは不思議そうに
「こうすればとどくよ!」
と、軽く飛び跳ね、器用にドアを開けた。
「、、、」
そんな芸当出来ないわ、、
真剣にどうするか考えつつ、部屋に入ると
「クロ、クエスト行かない?」
ミナがそう言う
「丁度行かないか誘おうとしてたんだ。」
するとミナは嬉しそうに
「じゃあ皆を呼んでくるね!」
ミナはそう言って、部屋を出る。
「、、、」
手が届かねえ
「ふん!」
飛び跳ねるが届かない。
「ふん!ふん!ふん!」
ぜぇ、ぜぇ、、
「た、体力も無い、、」
テテテテン!
レベルがアップしました。
「これでレベルが上がったのか、、ん?」
レベルってあったか?
HP 2000/2000
MP 90000/100000
SP 30740/40000
LP 10000/0
LV 10
名前 クロ(酒田 浩一)
状態 平常
種族 猫又
年齢 3
性別 男
職業 陰陽師
称号 異世界からの来訪者 連勤術師(笑) 勇者(仮)
ブラック企業に務めし者 黒魔術師(w)
スキル 妖炎 式神召喚 裁断 和紙生成 筆記
翻訳 魔力変換 錬金術 人化 獣化
元素制御
式神 鎌鼬 土蜘蛛 鴉天狗 +1
加護 地球神の加護↓
いつの間に、、式神+1か、また呼ぶのもありか、、
相談してからかな。
〜〜〜
「クロ!これみてよ!」
ミナがギルドの掲示板を指す
【国の方針により、経験量を示す指標、
LVがステータスにセットされます。】
「レベルなんて出来たんだね。」
「そ、そうなんだな。ミナってレベルなんだ?」
ミナはステータスを開き確認した。
「えっと、、23だって!」
「ま、負けた、、」
「私は37だな」と、エナ
「俺は32だ。」と、ガイア
「私は68!」とマイ
『68!?』
高っ!?
「吾輩は75だな。」と鴉天狗
『75!?』
鴉天狗も高い、、
「私は94ですな。」と土蜘蛛
『94!!?』
土蜘蛛、、この間アンデットや
レッサーデーモンを処理したからか、
ステータスが爆上がりしたようだ、、
「クロは?」
「、、、10、だ、、」
『、、、』
「ステータス表壊れた?」
「主殿が10レベルなのは少し、いや、かなりおかしいですな?」
「いいんだ、、フォローは要らないよ、、」
俺は諦めた様に言った。
「あと、もう一人式神が出せるようだ、
そのつもりでいてくれ。」
すると鴉天狗が言う
「次は誰が出るのですかな?」
「さぁ、ランダムだからな、、」
俺は答え、クエストボードを見た。
・シアナ草を100本くれ!F 銀貨10枚
・ゴブリン集落の破壊D 銀貨10枚
・ダンジョン素材スライムの核C 1個銀貨1枚
「スライムがなんでCランクなんだ?雑魚敵だろ?」
エナが驚いたように返す
「雑魚だなんて、、スライムは物理攻撃が効かないし、炎系の魔法も効きが悪い、顔に張り付かれようなら
窒息で死ぬぞ!」
(スライム怖、、)
すると受付嬢がクエストボードにクエストを加え、
去っていった。
それを見ると、、
ファイアドラゴン討伐A 金貨100枚
「よしこれを受k「別のやつで行こう!!!」
エナが取ろうとしたので全力で拒否る。
「マイ!頼む!クロを抑えろ!」
「わかった!」
「うおぉぉぉ!主に逆らうなぁぁ!!!」
「まぁまぁ、、」
エナがマイに指示、マイがクロを抑え、
怒るクロをラースが抑える。
「はい!確かに!ご武運を!」
受付嬢の声が聞こえるが、
俺はそれどころでは無かった、
「行くぞ!ドラゴン退治だ!!」
エナが興奮気味に走り出す
「いやだぁぁぁぁぁ!!!」
ギルドにクロの絶叫がこだました。




