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厄災を討つ!

緊急集合をかけられ、街の冒険者が集合した。

「ギルド長のガイルだ。厄災が迫っているため、

端的に説明する。厄災は黒き龍だと

言い伝えられる、本来人間に勝てる相手ではない。」

その言葉にギルドは静寂に包まれる。

「だが!ここに、勇者がいる!魔王を討伐するため、

日々研鑽を積んでらっしゃる、彼らなら、きっと

厄災をも討てるだろう!」

勇者がギルド長の横に立つ

黒髪黒目のイケメンだった。

(、、、あいつ、日本人じゃね?)

「始めまして、私は勇者パーティーのリーダー、

勇者のマエダ・リョウだ。」

(やっぱりか〜!)

「私だけでは厄災は討てないだろう、だから

皆で力を合わせ、厄災を、討つ!」

『ウオォォォォォ!』

(これなら、いけるかもしれない!)

〜10分後〜

「そろそろ厄災が来る!全方位を警戒せよ!」

(どこから来る、厄災、)

「クロ〜大丈夫かな〜、」

「大丈夫だ、きっと。」

「ミナ、大丈夫だ。私がクロも守ってやるから!」

「エナ〜」

(、、!!上空にデカい魔力が!)

「上だ!」

「へ?」

ゥ゙ォォォォォォォ!!!!

「来たぞ!」

「厄災だ!」

(空を飛んでいて影しか見えない、、だが!)

「リョウ!私が上級魔法を打ち込む!

時間を稼いで!」

「分かった!」

(あれは、勇者パーティーの魔法使いか。)

「俺たちもやるぞ!」

「え~い!〘ライトニング〙!」

ドォン!

「効いてる!ミナ!もっと撃て!」

キュイイイ!

「ブレスが来るぞ!」

「〘ハイプロテクション〙!」

強烈な閃光が降ってくるが、上空に展開した魔法陣が

ブレスを防ぐ。

「皆さん!大丈夫ですか!?」

「勇者パーティーの僧侶様だ!」

「チャージ完了!撃つよ!」

「全員!その場に伏せろ!」

「〘二重爆裂波ツインエクスプロージョン〙!」

カッ!ドゴォォォォォォォン!!!

閃光が辺りを照らし、爆音は地を震わせ、衝撃は

辺りの木をも吹き飛ばした。

「すげぇ!〘爆裂波〙だけでも使えるウィザードが

少ないのに、〘二重爆裂波〙なんて!」

「さすが勇者様のパーティーだ!」

ドォン、、

「竜が墜ちたぞ!」

「、、、せめて、楽にしてやろう、

竜撃斬波ドラゴニックスラッシュ〙!」

白い光の刃が、竜を斬り伏せ、竜は息を引き取った。

『ウオォォォォォ!』

「厄災を討ったぞ!」

「これで街は救われた!」

「黒き龍もおしまいだな!」

「やったね!クロ!」

「結局、私は要らなかったかな、」

「あぁ!これで平和に、、、」

(、、、ん?)

俺は、ある違和感を覚えた。

「、、、なぁ、ミナ、」

「?、、どうしたの?」

「あいつ、あの竜、、」

白くないか?(・・・・・・)

「、、、え?」

「、、そう言えば、白いな、」

「ちょっと聞いてみる!勇者さ〜ん!」

「えぇ、あいつ、まじで聞いたし、、」

「はい!どうしたんですか?」

「あの竜、白くないですか?」

「、、、?そう言えば、そうですね。」

「あれは、本当に厄災なのか?」

「ですが、空を飛んでいた時、

確かに黒かったはず、、」

「、、、もしかして、満月の逆光で、

黒く見えただけ、最初から、白かったのでは?」

「、、、確かに、少し変ですね。

予定より1時間到着が早かった、それに、

世界を危機に陥れた厄災にしては、、

弱すぎる(・・・・)

「、、、!さっきの数倍の魔力が!」

「上に、何か、、」

それは、正しく黒き龍、

さっきは影だったが、月光を反射した竜鱗、いや、

龍麟は、まがうことなき黒、

いや、黒と呼ぶのもおこがましい漆黒、

見る者を射殺いころす様な眼光、

正しく厄災・・そのものだった。

生物の本能が、理性が、怯えていた。

あれが、厄災、黒き龍(・・・)

「ヒッ、、」

「ははっ、化け物が。」

「あれが、黒龍か、」

グァァァァァァァァァァ!!!!!!

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