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ある魔人の物語  作者: 五色 ぞの
はじまり
3/8

人間の友達

「悪い夢」の後(数年後)の話です。

目の前にいるのは黒髪黒目の13、14歳くらいのめずらしい見た目の少女だ。

様子からかなり慌てているのが感じられる。

近づこうとしたら警戒された。


そういえば創造神様から聞いたことがある。

この世界に別の世界の者がやってくることがあると。


きっとそれだ!


そう思って少女に声をかけた。


「ねぇねぇ 君って別の世界からやってきたの?」


あ、、、初対面だったからこのノリで聞いたらまずかったかな?


と思ったけど、、、


「ーーーーーーーーー。」


少女はそういった。

どうやら言葉が通じないらしい。

う~ん

どうやったら言葉が通じるか・・・


とりあえず少女の言葉を理解する手はある。

探知系スキルだ。


ースキル発動ー



次は少女が私の言葉を理解できるようにしたいんだけど・・・



「スキル授与。クイーン、あなたにしっかりと教えたはずですが?」


そう言ってきたのはホーリだった。

しまった

完全に忘れていた。

ホーリはいろんな戦い方を教えてくれるが

そういえばそんなことも教えてくれたような・・・


「ホーリ!いきなり来たからびっくりしたよ~あのね!この子別の世界から来た子だと思うんだけど・・・」


と、話題を変える。


スキル授与とは文字通り相手にスキルを授与することである。

授与したスキルは失ってしまうが私の場合はスキルなんていくらでも複製(コピー)可能だから問題はないのだ。



そして急いで少女に探知スキルたちを授与する。


「はじめまして!私はクイーン!言葉わかるかな?」


そう、まずは自己紹介からだ!


「えぇと、私は蒼井カナタです・・・いきなりでごめんなさい・・・ここって異世界だったりします?」


少女"カナタ"は訊いてきた。

あまり聞いたことないタイプの名前だから別世界の者で確定と言っていいだろう。

そして私はカナタの問いに答える。


「多分ね!君の世界にもいたかもしれないけどここには魔人だっているし人間・・・それからここにいるホーリは天使だよ」


それをきいたカナタは目を輝かせた。

元いた世界から違う世界に行くなんて私だったら大泣きしてしまいそう。

でもカナタは喜んでいる。

価値観は人それぞれなのだろう。


「君は人間なの?私は人間なんだけど・・・」


カナタが言った。

人間!人間は知ってるだけで話したことなんてなかったけど・・・


カナタと友達になりたい!と思った。


「見た目は人間と変わらないけど・・・私は魔人なんだ。種族違うけど・・・もしよかったら友達になってくれるかな?」


と言ってみた。

返事にかなりドキドキしたけど・・・


「本当!私で良ければ!」


と笑顔で返事が返ってきた。


「よろしくねカナタ!」


「うん!クイーン!」


お互い名前で呼び合った。


「これあげる!」


そして私はカナタにある物をあげた。


「すごくきれいな砂だね!虹色に輝いて見える!」


瓶に入った砂。


「その砂はね、私の"時"のスキルでそこら辺にある砂の時を変えたんだ!実はその人によって見える色が違うの!」


「時のスキルってすごい!未来や過去に行けたりするの?」


「そんなすごいものじゃないよ。未来を見たり物の時を戻したり進めたりする感じだよ。でもその砂を作ってるときは過去に戻してるのか未来に進めてるのかわからないんだよね~」


「クイーンはすごいね!私にはこんなことできないよ。」


「ありがとう!」


カナタと話すのは楽しい!



そうして


私に初めての人間の友達ができた。

途中 ホーリは察してその場を離れた。

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