ケーキ
何であの子はああなったんだろ
こんなに優しいのに……こんなに褒めてくれるのに……
僕は何を間違えたんだろ……
ううん違う、あの子はちょっと疲れただけ
今は寝てるだけ、起きたらスッキリするよ
僕は君と沢山話したいんだ
だから早く起きてよ……ねぇ
「デビューおめでとう!!」
「これってケーキ?!すごい!!」
「貴方達の為にオーダーメイドしたのよ」
「俺たちの歳でケーキぐらいで普通喜ぶか?」
「じゃあ、あんたの分私食べちゃうから」
「おいやめろって!!」
「僕チョコの部分食べるから」
「待って!!僕が食べるの!!」
「はいはい、ちゃんと均等に切り分けるから静かにしなさい」
「え待ってこれだけでかくね?誰の分だよ」
「私のに決まってるでしょ?」
「せめて社長じゃない?そこ」
「うん俺もそうだと思う」
「僕も大きいのがいい!」
「僕クリーム食べると胃もたれするし小さいので良いよ」
「夢が無いわね〜あんた」
「カレンだけには言われたくない、この守銭奴」
カレン「はぁ?!うるっさいわね!このポーカーフェイス」
「僕にはちゃんと豊國院光って名前があるんだ、間違わないでくれ」
カレン「あぁ……相変わらず何か以下にも愛国心丸出しの名前ね」
光「逆にお前は少しは日本文化と歴史に興味でも持ったらどうなんだ?」
カレン「いやよ、私は韓国やアメリカの方が可愛いし派手で好きだもの」
「そういえばお前が好きだって言ってたアイドル、違法ドラッグを所持していたらしく捕まってたぞ」
カレン「あれは思い出させないでよ……私の35番目の推しだったんだから…」
光「そこまでショックを受ける程度の位置では無いな」
「ってか、お前の推し何人いんだよ」
カレン「覚えてないわよ、あんたは逆に推しとか居んの?」
「勿論俺は瑞花ちゃん推しだ!!」
カレン「相変わらずキモイわね」
「はぁ?!」
カレン「男のオタクほど暑苦しいものは無いわ」
「そういうの差別っていうんだよ!!」
カレン「そんなわけないでしょ」
「カレン、せら、いい加減にしなさい」
せら「うるせぇ」
カレン「ババアは黙ってて!」
「ゆめ があなた達のケーキを見てさっきからヨダレが垂れてるわよ、これ以上続けるならゆめ にケーキあげちゃうけど?」
カレン「は?!ちょっと待ちなさいよ!!」
せら「ゆめ〜俺たちの分食べないでくれ〜」
ゆめ「食べてないよ!!うん……食べてない……!!」
「ゆめ、クリームがえぐれているのは気の所為?」
ゆめ「柏知さんが切り分けた時にえぐれたんだよ!!多分……!!」
柏知「はいはい、そういう事にしてあげるから皿を離してあげなさい」
ゆめ「んぅ〜……………」
ゆめ「まだ食べたい……」
柏知「後で自分で買って食べなさい」
ゆめ「いいじゃん2人で仲良くケンカしてたんだから」
カレン「……だってぇ」
せら「……」
カレン「ってかそれを言うなら光……も」
光「僕はもう食べ終わったよ」
カレン「あんたいつの間に?!」
光「君達みたいに時間を無駄に出来るほど馬鹿では無いからね」
カレン「アンタみたいに人生楽しくなさそうな方が馬鹿じゃないの?」
ゆめ「食べないの?僕たべるよ?」
カレン「食べる!!………あーちょっとゆめ待ってフォーク持たないで私のだから……ねぇ!」
光「うるさ」




