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再び偏頭痛

「うわああああああっー!?」


俺は叫んでいる。

あまりにも頭が痛くて叫んでいるのだ。


「なんか、なんか思い出すよぉっーー!!?」

「うるさいわね。黙りなさい」

「ああっー!! ダメだ! ダメだ! ダメだ! ダメだ! ダメだ! ダメだ! ダメだ! ダメだ! ダメだ! ダメだ! ダメだ! だめぇぇぇぇぇぇ!!!!」

『主! 落ち着いてください!』

「頭が痛い! また頭が痛い!! ああああああ!!!」


頭の中を何かが駆け巡っている。

記憶が……蘇ってくる……。

そうだ……俺は……俺は……この世界に転移したんだよ……。

そして、気がついたら、この異世界にいて……俺は魔王と会ったんだ。

魔王は女性……だった?

俺は傷ついている……女性は俺を見て笑っている……。

そうだ、この女性にグリムを貰ったことが始まりか……。

それから……それから……? あれ……?

それから、俺はどうなったんだっけ?

わからない。なにも思い出せない。

どうしてだろう。


「うっ……ぐっ……あっ……」


俺は頭をおさえる。


「ううっ……」

「なにをしているの? さあ、魔剣を渡しなさい」

「うう……」

『主! しっかりしてください! お願いします! どうか! どうか! 主! 解放状態で【破壊】と叫んでください! この魔法使いから逃げましょう! ぶるぶる……!!』


グリムが震えている。

俺は顔を上げて、ミレイさんを見た。


「ミレイさん……」

「な、何よ……」

「【破壊】!!」

「きゃあああっ!!」


いつもよりも大きな黒い斬撃がグリムからたくさん放たれた……!!

ミレイさんが吹っ飛ぶ!!

どこまでも、どこまでも……。


「グリム……すげぇ。ミレイさん……生きてるか?」

『主、あれは化け物です。早くズラかりましょう』

「え? ああ、そうだね……!」


俺は走った。

もうすっかり夜だ。

俺は王都の外れまで走り、宿屋に泊まった。


「はぁっ……。はぁっ……」

『主、今日は大変でしたね』

「ああ。アリアさんはしつこいし、ミレイさんは強いし……」

『主、傷は大丈夫ですか?』

「ああ。血は止まったぞ」

『敵が使ったのは闇の力でしたからね。魔剣騎士には耐性がありますから』

「そうなのか。なぁ、グリム。なんで俺はこんなに狙われるんだ?」

『……』

「グリム?」

『やはり主がモテるからでは……?』

「そんなバカな。真面目に答えてくれ」

『主……あまり深く考えないでください。たまたまですよ。たまたま……』

「そうか……? まぁな……ぜんぜん自由奔放な生活ができそうにないぜ……」

『とりあえず聖騎士を狩りましょうよ』

「え……。まぁ、確かに聖騎士は大嫌いになったけどさ……」


聖騎士狩りなんて、グリムは怖いことを言うなぁ。


『主! 窓に誰かが……』

「ええっ!?」


窓ガラスが割れて、誰かが入って来た。

黒い鎧で身を包んだ……剣士だ。


「ダメよダメよ! 私は今のままでは聖騎士達を殲滅できないわ! あなたの魔剣をちょうだいっ!!」


ま、また女性!?

しかも、またグリムを欲しい人!?


「そんな……ウソ……だろ……?」


女性の刺客……本日3人目である。


『主! この女の子、魔剣騎士です!』

「マ……マジ……かよ……!?」


魔剣騎士だそうです。

俺以外にもいたのか……。


『手に持っているのは……シャルルリープです!』


この王都での目的があっちから来た……!!


「グリム……好都合だ」

『主、格好良いです!』

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