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1分程度で読める、掌編小説集です。「こちら」から、他の掌編小説を読みにいけます。

分からない存在に対する持論です。

作者: 行世長旅

実在するオカルトはあるのだろうか。


私は今回、幽霊のような何かついて考えてみたいと思う。


のような何か、とは、これまた曖昧な表現だと思いましたか?


まぁそうですねぇ。


幽霊に限定してしまいますと、怨霊や生き霊といった幽霊サイドの話になってしまいます。


そうではなくて、「感じ取れない不可思議なもの」と括りたいのです。


目に見えない、触れない、いるかいないかが分からない。そんな存在のことを言いたいのです。


先に私の意見を述べておきましょう。

私は、そういった存在は「無い」と思っています。


……けれど確信は全くありませんし、思考はむしろ「いるかもしれない」と結論付けています。


ただ何となく、気持ちが「いない」と告げているだけです。


それで私が「いるかもしれない」と考えている理由は、「いないと否定できないから」です。


人間には外部情報を読み取る感覚器官が存在しますね。

代表的な、目、耳、鼻、口、肌の5つが。


役割で言い換えれば、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、です。


これらを駆使して情報を集め、世界に存在するものを感じ取っているのです。


……えっ? 第六感もある。ですか……?


確かに存在するかも知れませんが、私はそもそも第六感に対して否定的なのです。


原理も理屈も超越して何かを感じ取る。というのは、あり得ないとは言えません。


けれど私は、第六感は「経験則による根拠の無い直感」だと思っております。


無作為に伏せられたカードの中から1枚の当たりを感じとるのだとしても、「無作為」と「伏せられた」と「カード」と「一枚」と「当たり」の、5つの情報があります。

無作為とは言いつつも、ランダム性のあるものはこの辺りが怪しい。カードならば、シャッフル時に相手の癖が出る。最初に当たりがあった位置を考えると……。などといった、分からなくても考えられる事柄は存在します。


それらを瞬間的に察知したものが、第六感だという持論です。


……話が逸れました。


幽霊のような、今現時点で存在が確定していないものがいるのかどうかという話でしたね。


それは、分かりません。


けれど、今後解明される可能性はあります。


そういったものは五感でも六感でも感じ取れないのかもしれません。

しかし人類には、今だ誰も気付いていない第七感があるかもしれません。


はたまた、幽霊などは本当は存在しているのに、人間が感知できていないだけかもしれません。


少々長くなりましたが、この話に結論はありません。


私達はまだ、「答えを知らない」ということすら知らないのです。

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