ひまわり
賑やかなのは苦手だ
それは大なり
小なりにかかわらず
太陽を向いて
肩がこるのも気にしない
そんな賑やかさが
僕は苦手だ
空に大輪の花が咲く
道路に出てそれを見上げる
口々に綺麗だねという言葉を交わす
空気を揺らす小さな鼓動も
鼓膜を叩く大きな揺れも
まるでひまわりのよう
地面から見上げる君も
まるでひまわりのよう
黄色い手を振る
グリーンのドレス
汗をかいた僕の体は
冷たい君の手におののいて
やっぱり僕は
賑やかが苦手だ
だから
まるでひまわりのような
君の事も
とっても苦手だ
ありがとうございました。