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私はそんなミヤビが好きでもあり、嫌いでもある。

ミヤビのご機嫌良い時は私は何も余計な事を考える事なく、楽しく時間を使い、外に出歩き、お金にも不自由しない。

逆の時は大変だ。人生そのものに嫌気がさし、外との接触を避ける為にベットから起き上がれない。

私が仕事を始めてからミヤビは私の休みの日に動くようにしたから、まだ私の仕事自体に支障はなかったけれど。

だけど私は職場では周りの女達となかなか上手くいかなかった、ミヤビの存在有無ではなく私は女という生き物が苦手だった。

私よりも長く働いているという理由だけで何もない女、

他の女に媚びを売り上手く立ち回る女、

私は媚びを売る事も自分自身を謙遜させる事も一切しなかったから可愛い毛はない。

職場でも陰口を言われイジメられるとは…年齢か環境は関係ない、女は自分が常に一番で居たいし周囲からもそう扱って欲しい生き物。

ただ幸いにも、選んだ仕事が技術系の客商売だったからお客に気に入られて指名されれば、されただけ私の立場は面白いように変わった。客からの指名を取れれば立場は安定。住んでる世界は違うのにミヤビと同じルール。

私は職場の人間関係は不器用だが、働く事自体は好きだ。自分がした事で自分以外の他人が喜んでくれる事は好き。

私は技術を身につけ更に上手くなれば私自身の必要性が上がる事が分かり、関われる分野も広くなる事を知った。

私はこの技術の世界が好きになった。技術を磨き、新しい知識を学び、それを客相手に実践して経験として身につけていく。

やればやるだけ、自分のやる気次第で良い方に変化する。

私とミヤビの共通点が一つ見つかった。

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