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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

メイドは魔王のガチ恋勢

作者: 浜雲 二二三
掲載日:2025/10/15

人物早見表(勇者一行)

勇者:復讐心に駆られる若者。人類の希望。

戦士:大盾と両刃斧を使う勇者の仲間。頭脳派。

魔法使い:遠距離攻撃担当。理屈っぽい火力信奉者。

神官:支援担当。箱入り娘。一番の仲間思い。


 魔王城。勢力を問わずその名で知られ、魔族の領域にあっては深く、何者をも寄せ付けることを拒むような石造りの城塞。

 名に違わず魔族の最大戦力にして統率者たる魔王が座すと伝わるその城は、今まさに、僅か数名の寡兵によって攻め落とされようとしていた。

 

 最精鋭と謳われた将の最後の一人が石床へ倒れる。いずれとも避けられぬ死闘を乗り越え、満身創痍となった剣士。

 人魔両軍から「勇者」と、方向性は違えども同じ名で呼ばれた青年は、旅の仲間である神官からの回復魔法を受けつつ前を見据えた。


 これより先に、猛将はいない。

 人の世を脅かす魔物とその上位種族たる魔族、彼らを統べる最強の存在、魔王がいるのみである。

 それを打ち倒すのだ。

 安寧をもたらすために。故郷の復讐のために。旅の道すがらに出会った、人々の嘆きを癒すために。


 神官が差し出した気付けの嗅ぎ薬で全身に気力が満ちるのを感じながら、戦闘で荒れた部屋を出ようとする。

 そのとき、硬質な足音が響いた。


「誰だ!!」


 叫ぶ声に、仲間たちも一斉に戦闘態勢をとる。開いた大扉の向こう、暗い石の廊下からの影は、魔族にしては意外なほどに小さかった。

 背丈はほとんど人と変わらない。四肢を備える姿も人と変わらない。銀の髪、月の色の瞳、やや血色が薄いものの人族に近い色の肌。

 顔立ちの美しい、左手に灯りを携えたメイド服を纏った少女のような見目の魔族であった。

 無論魔族である以上、彼女には人族にない特徴が多々備わっている。側頭部から生えた硬質な巻角であったり、あるいは竜人のように縦に長い瞳孔であったり、あるいはつんと尖った耳朶の形であったり。

 少女は床に倒れた将の姿をちらと見て静かに頭を下げた。


「お疲れさまでした。どうか、あなたが冥府で安らぎを得ますように」


 それは紛れもなく、弔いとねぎらいの言葉であった。臨戦態勢にある勇者一行を気にも留めず、たっぷり数秒を費やした後、頭を上げた彼女は勇者へ視線を向けた。


「お構いもせず、失礼いたしました。私はこの城の侍女統括、リステと申します」


 丁寧な礼。武器を持っているようには見えない出で立ちに、張り詰めた空気がわずかに緩む。


「魔族のメイドなんて、初めて見た。何をしに来た?」


 まだ険の取れない声で問う勇者に、リステは自らが来た廊下を示す。そして口を開いた。


「魔王陛下より、あなた方を御前へ案内するように仰せつかっております。この城を守護する将兵は、もうほとんどおりませんので」

「はいそうですか、と信じると?」

「お疑いになられるのは当然かと存じます。ですが、ここより先は入り組んでおります。新しくこの城で勤める者は、必ず一度は迷うほど。構造図などはございませんので、余分に時間を使うだけ損かと」


 リステの言葉に、一行は視線で意見を交わす。疑念混じりの肯定で同意し、武装は収めぬままに案内を受けることとした。


 先導されて歩けば、なるほど城内は広大かつ複雑であった。ただ広く入り組んでいるわけではなく、偏執的な殺意が感じられる構造だった。

 魔法で捻じ曲げられた廊下が殺し間を繋いでいたり、あるいはがらんとした台座ばかりが並ぶ部屋があったり。

 しかし勇者一行の気を引いたのは、明らかに動かす者が必要とされる類のものにさえ、ゴブリン一体、スライムの一匹すら控えていなかったことである。


「……ええ、確かにおっしゃる通りです。本来この城には、あなた方が制圧してきた戦力の約六倍は戦闘員を収容できます。ですが、陛下が皆退避させました」

「なぜ?俺たちを殺すつもりなら、戦力は一匹でも多いほうがいいだろう」

「陛下のお心遣いです。あなた方にとっては一絡げに打ち滅ぼすべき仇敵であっても、個々にすれば同胞、友人、家族、そして陛下にとっては一人の民なのですから」


 その答えは勇者の激発を招きかけた。今にも剣を振り上げて問い詰めそうになった。

 それほどまでに言うならば、なぜ同じ存在の人間を気にもかけず魔物は殺すのだと。

 だが、彼は勇猛な戦士であると同時に冷静な青年でもあった。統括といえど、戦働きを担うわけではないメイドに問い詰めたところで満足のいく答えなど得られないと自制したのである。


「配下を逃がしたなら、どうして魔王本人も逃げない?それくらいできるだろう」

「……その答えは、陛下御自らが教えてくださるでしょう。どうぞ、魔王陛下はこちらにおわします」


 重厚な両開きの扉。巨人でも通れそうなそれは意外なほど滑らかに開き、ここへ来るまでに見たあらゆる部屋よりもはるかに大きな面積を有していた。

 魔石の橙色の光が燭台のごとく並べられた室内は静かで、白いクロスのかけられた長机を椅子が囲んでいた。

 もっとも上座、入口から遠い位置にだけ、座する影がある。一歩踏み込んだだけで感じられるほど威圧的な重い気配に、勇者一行は再び臨戦態勢をとる。


「……お前が魔王だな」

「いかにも。魔族の王、魔王とは私のことである」

「死んでもらう」


 リステの「直に問え」という言葉はすでに忘れられていた。頑丈な木製の机がひび割れて木屑を散らす勢いで踏みつけ、できうる限りの最高速で聖剣を振るう。

 明確に急所を刈り取る軌道、最初の一撃で最大のダメージを与えんとする動き。聖剣の輝きが尾を引いて、室内に流星が生まれたようでさえあった。

 しかし。

 鋼の鎧も厚い石壁も、魔力で作られた壁でさえ滑らかに切断してきた刃は、腹を指で挟み込むという単純ながら至難の行為によってその速さを殺され、鋭さを届けることさえ許されなかった。


「決着を急ぐのはよいが、逸りすぎだな。後ろの者達が一党であろう?」


 強烈に後ろへ突き放される。体ごと放り投げられた勇者は、旅の中で散々助けられた戦士に受け止められた。


「急ぐなよ、勇者。強化魔法がかかるまで、俺が時間を稼ぐ」

「そうですよ。これでも人類の最高戦力なんですからね」


 魔法使いと戦士が攻撃態勢に入る。神官が身体強化の魔法を発動させる間のけん制、そしてあわよくばわずかにでも手傷を与えようと。

 魔法使いが放った爆炎がいくつも、続いて氷の礫が目で追えないほど殺到する。急激な温度差と発生する高温の蒸気によって生物・非生物を問わず破壊してきた、文字通りの最大火力である。

 戦士が盾を構え、耐熱の加護を刻んだ防具に任せて突っ込んだ。重量のある手斧を回転力を加えて振り回すそれは、オーガの防御すら打ち砕いた剛力であった。

 直後、戦士が身を翻すと同時に再度、そしてさきほどより増速して流星が吶喊する。

 速度の全てと身体が出せる全ての力を聖剣の切っ先に乗せた、全身全霊の突きこみ。

 振り払いと違い、防御の難しい突きであれば。


 わずか数秒の間に三度響いた轟音。その殺意を全て一身に受けた魔王は――しかし、蒸気が晴れ、白光が薄れると、変わらずその立ち姿がそこにあった。


「……な、に……!?」

「……こんなところか。他に何か我が身に届きそうな技を備えているか?」

「神の裁きっっ!」


 神官の絶叫。魔王を頭から押し潰すように光の柱が叩きつけられた。

 だが。本物の神性を仮初とはいえ引き出した、その一撃でさえも。


「こんなものか」


 そう呟いて、魔王は虚空に手を差し出した。


 ずるり。音はないというのに、精神の裏側に響くようなおぞましい印象を叩きつけながら、黒い刃を備えた大剣が引きずり出される。


「当代の勇者よ。長き旅、そして激しき戦をよくぞ乗り越え、我が前へたどり着いた」

「何もさせるな!もう一回だ!仕掛ける――」


 口上を遮って盾を叩きつけようとした戦士の顔が、ただの左の拳で粉砕された。

 全金属製の盾を紙のように打ち抜き、兜をかち割り、頭蓋骨など抵抗ともせず。

 ばぎゅぢゅっ、と凄まじい音がした。


「……え?」

「我が言葉を遮ることは許さぬ」


 一撃。ただの一撃で戦士の命が取り返しのない形で失われたことに気づくと、魔法使いは恐慌に陥った。

 叫ぶ声すら出ず、目をいっぱいに見開いて震えている。


「さて。これは私からの宣戦であり、労いであり、敬意である。耐えてみせよ、勇者。否――死んでくれるなよ、というべきか」


 爆発的に吹き上がった魔力が大剣へまとわりつき、刃の巨大な写姿を形作る。

 仲間を守らなければ。同じ思いで防御に移ろうとした神官と勇者、そして魔法使いも一纏めに、嵐のような魔力の奔流が叩きつけられた。



「……うっ」


 勇者は重たく鈍い痛みで目が覚めた。体中が鉄にでもなったかのように重い。

 寝台から起き上がるとそこは清潔な部屋で、手狭ながら暮らすに困らないだけの家具が揃えられているのが見てとれた。

 ただし、床、天井、壁、その全てが滑らかな切り出しの石でできてさえいなければ。


「お目覚めになられましたか。かなりの怪我でしたが、起き上がれるとは」


 リステが戸口に立っていた。


「……負けた、のか。俺は」

「ええ、見事なまでに。陛下はあなたが生き延びたことにお喜びでした」

「生き、のびた……?他の、みんなは……」

「皆様も生きていらっしゃいますよ。あなたと神官職の少女の防護によって」

「どうして、魔王もお前も……俺を殺さない?」


 図らずもその問いは、リステにとってクリティカルなものだった。


「それには、少し歴史のお話をする必要があります」


 どこから取り出したのか、縁のない丸眼鏡をかけ、全く同じ二冊の本を勇者と自分の手元へ用意する。今のリステはメイドというよりも、学者のようであった。


「そも、人族と魔族の戦争、というものはいつから、どれくらいの頻度で起こっているかをご存じですか?」

「……そんなの、バラバラだろう。人から勇者が現れて、魔王を倒すまでだ」

「人からすればそういった感覚ですか。それでは、なぜ勇者は「魔王を倒す」のでしょう。なぜいつも倒せるのでしょうか?」

「知るわけないだろう。聖剣と神託が勇者を選ぶ。魔王も神には逆らえないってことじゃないのか」

「ふふふ、純朴です。まっすぐで、無知にして蒙昧ですね。あなたにお渡しした書物は、魔族の歴史書のようなものです。歴代魔王の生き様といってもいいでしょう」


 迂遠な話に苛立ちつつも、最初に記録に残った魔王の最期に目を向ける。


「討死、とあるのは勇者と戦い敗れたもの。他はそれぞれの死因が書かれています」


 討死、討死、病死、討死、討死、討死、衰弱死、病死、討死……。ほとんどが討死とされていたが、時折力を持っていたとされる魔王が勇者を退け、その後まもなく死んでいることが読み取れた。


「あなたはどう思いますか?なぜ勇者が討つはずの魔王が、それ以外の死因で、しかも勇者と戦った後に死んでいるのでしょう?」

「なんでって……」

「考えてくださってもかまいませんが、今は私達の考えをお聞きくださいね。これらの記録がすべて正しいとするならば――魔王が存在することが、勇者を生み出しているのです。そして、勇者が死ぬと何らかの作用によって魔王も死んでいる」


 何か恐ろしいことを聞いたような気がして、勇者は違和感の正体を必死に探った。


「ところで、ごく個人的なことを申します。私、当代の魔王陛下を心の底からお慕いしておりまして」

「はあ……?」


 そして、あまりにも急激な話題転換に考えを丸ごと吹き飛ばされ、困惑に叩き込まれた。


「初めはただの一目惚れ……といいましても、初めてのことですから、身をなげうつ勢いでしたが。陛下の侍女として召し抱えていただいてから、そろそろ50年ほどでしょうか」

 

 リステがまだ、初恋に燃える純朴な乙女であった頃。熱烈な愛の告白を、魔王はかわし続けていた。

 好意的な反応を示しながら、決してその手を取りはしない。すげなく断るよりもかえって残酷な仕打ちを、リステは耐え続けた。

 リステが侍女として責ある立場になったとき、魔王は星を見ながら呟いた。


『長年の務め、大儀であった』


 職を解かれるかと慌てるリステに、魔王は語った。歴代魔王の短命のさだめ、血筋によって受け継がれない実力主義の魔族の在り方、その頂点に立った自分に迫るいつともわからぬ死期。

 月光を背に寂しげに語る魔王の表情が語っていた。「死にたくない」と。


「それ以来、私はあらゆる歴史書や医学書をひっくり返しました。陛下の御心が少しでも安らぐように。そして先ほどの結論を導き出したというわけです」

「……待てよ。ということは、つまり……」

「ええ。あなたを殺すつもりなど、陛下にはありません。自らの死を招くと知っていて、なぜそのようなことができましょう?」

「へえ、いいことを聞いた――」


 徒手であろうと、勇者は勇者。魔族を討ち滅ぼす者として、武装を持たぬメイド一人捕らえるなど児戯より易い――。

 そう思って伸ばした手が、無造作に掴まれた。足を払われ、肘で打たれ、膝で床へ抑え込まれる。


「殺すつもりは私にもありませんが、勘違いをなされませんように。殺さぬだけです。命さえあれば、四肢がなくとも構わないのですから」

「リステ。何事か」

「――!陛下!」


 訪問者の気配にリステの声が華やぐ。そのまま想い人に会った乙女の反応だというのに、抑え込む力がまるで緩まない。


「このような姿で失礼いたします」

「目覚めるなり一暴れとはな。生気が盛んなのは良いことだが、私の侍女にというのは困る」

「魔王ゥっ……!」

「さしたる用ではない。リステから気がかりがあるようだと聞いていたのでな、答えを持ってきてやったのだ」


 姿勢を低くして、魔王は告げた。


「私が逃げなかったのはな、勇者よ。この城を守って死んだ将への手向けであり、我が民に不要な死を招かぬためである」

「ふざけるな……お前にそんなことを言う資格があるか!魔族の親玉に!魔物の王に!人間を意味もなく殺す外道に!!」

「……何か勘違いをしているようだが」


 心底困ったな、とでも言いたげな表情のまま、答えが返る。


「私は確かに魔族の王だが、魔物を統べてなどおらぬ。あれは野の獣が変じたもの、あるいは魔力溜りより生じたもの。預かり知らぬ責は負えぬな」

「……嘘だ、嘘だ!だったらどうして魔物がいる場所で魔族が見つかるんだ!?」

「様々あろう。統治を拒んだ者達、私が調べのために送った者達、あるいは本当に魔物を従える者とているやもしれんが、私は知らぬ」

「じゃあ、俺の故郷は……?あの火を吐く魔物は、なんなんだよ!」


 魔王が意外そうな顔になる。表情が物語ったことを、彼はわざわざ口にも出した。


「災難だったな」

「……それだけかよ。俺がここまで来たのは、その一言で終わりかよ!!」

「同情はするが、私に何ができる?統治の外で起きたことでもあるし、獣が村を襲うなどそれこそ通年起きるのだ」


 何も言えなかった。魔王の言うことを否定できないと理性が、誰かを責めなければ気が済まないと感情が入り乱れて、一言さえ出てこなかった。


「他に質問がなければ、まだ眠っているそなたの仲間についての話をするが」


 無言の勇者に哀れむような目を向けつつ、魔王は沈黙を肯定とみなして続ける。


「あの3人は人の領域へ送り返す。ここまで生きてたどり着く腕前だ、帰りで死にはするまい」

「……俺はどうなる」

「うむ。ひとつ提案なのだが、私の国で暮らさないか?」

「断る」

「まあそうであろうな。意志薄弱であれば助かったのだが、こうも敵愾心に満ちていては仕方あるまい」


 リステ、と魔王が呟いた瞬間、捕まっていた腕の感覚が消えた。

 否、腕そのものが、肩口から消えていた。


「陛下、落としたほうはいかがいたしますか」

「研究部に回しておけ。腑分けの嘆願は聞いてやれぬからな」

「かしこまりました」


 茫然とした勇者が緩慢にリステを見ると、その表情はとても好意的だった。


「お前、なんなんだよ……」

「私はリステ。魔王城侍女統括を務めております。この度は足をお運びくださったこと、心よりお礼申し上げます」

「違う……お前はそんなんじゃない……!俺の、勇者の加護は……!」


 翠碧に澄んだ輝きがリステの左手に宿る。その色を、勇者は耳にしたことがあった。


「……お前まさか、対軍勢級魔術師……!」

「そうですね。今の職に就く前は、このようにも呼ばれておりました」


 ――月光。

 儚く砕けるような音と共に三度振り抜かれた腕は宿した輝きと同じ色の光波を放ち、残っていた手脚を根元から落とした。

 血の一滴も漏れ出さない完璧な封印処理を施された後、勇者は四肢とともに研究部へ送られる。

 魔を冠するものを拒み討つ神性の加護を解き明かされ、長き命を持つ魔族と同じだけ生きながらえるように手を加えられ、せめてもの情けに思考と感情を取り払われ、魔王の許しなくば立ち入れぬ地下へ封印された。


「陛下、全てつつがなく終わりましてございます」

「……勇者にも、人族にも、哀れなことだ。結果的には彼らの希望を奪ってしまったな」

「哀れではありますが、私は彼に感謝しております」

「ふむ?」

「陛下――今度こそ、応えてくださいますね?」

「……ああ。君のおかげで、私は希望を得た。ありがとう、我が師リステ」


 後の世にて俗に人魔大戦と呼ばれた動乱の時代、その最大の死者を出した戦役がただ一人の魔術師の恋を実らせるためであったことは、当事者を除いて知る者はいない。

 しかし、後に魔王妃リステはこう語ったと伝えられている。


『人の世に、恋は戦争と例える者がいるそうですね。よい例えです。恋路に立つのなら、万難を砕き勝ち取りなさい』

人物紹介(魔族)

魔王:魔族の王様。実力主義の魔族の中で頭角を現し、対抗馬を全員排して王座に就いた正真正銘の強者。

普段の尊大な話し方は演技。

リステ/魔術師「月光」のクリステリア:

魔王城侍女統括、メイドの一番上の人。

元対軍勢級魔術師。魔力の光波で広域をまとめて薙ぎ払う範囲殲滅魔術「光刃」を引っ提げて魔王軍に参加し、紆余曲折の末雑役メイドから侍女統括に上り詰めた。

一目惚れの魔王ガチ恋勢にして勇者が可哀想な末路をたどった計画の発案者。

大剣は持っていない。ないったらない。

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