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新人バイトJKに手を出すなと店長から釘を刺されたが、生意気すぎてあり得ない  作者: 兼定 吉行
第一章 コンビニバイト~その真実~
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第11話 人の温かみ()

 怒りをあらわに、藤野はこんなことを言い出した。

「大体なんで未だに、テーヘンは自動レジも導入してないんですか!? 遅れてません!?」

「それを俺に言われても……」

「このご時世、どこも百パーセント近く普及しているのに! テーヘンの経営の偉い人達、絶対設備投資をケチってるだけですよね!?」

「……」

 それについては俺も否定しない。

 というか思うところもあった。

 だが、一応建前についてを説明してやる。

「テーヘン上層部は、人の温かみがテーマのコンビニだから、自動レジ化しないと言ってるみたいだな」

「どこに温かみを求めてるんですかって感じなんですけど。そういうのはそういう接客をする、高級な店に求めて下さい! 安い時給で働かされているアルバイトにそこまで求めないで下さい! ブラック過ぎますよ!」

 激しく同意です……。

「ま、まあ、自動レジ化していないことを好意的に捉えている客層も、一定数居るのは事実だから……。テーヘンが大手の中で埋もれずにやっていけているのも、こういう独自性のお陰だし……」

「そうまでして生き残ってるんですね……。ゴキブリみたいじゃないですか」

「お前口悪いぞ?」

「すみません、さすがに言い過ぎました……」

……まあ、実は俺もテーヘンはゴキブリだと思ってるけどな。

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