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プロローグ

初めての投稿です。

興味を持っていただきありがとうございます。

よろしければ最後までご覧になっていってください。

「そろそろ終わりにしようか。」

「こっちのセリフだ魔王!」


 魔王と戦って一時間はたっただろう。仲間も全員やられた。体力もほとんど残っていない。

 もう一度剣を構え、残ってる魔力をすべて使い攻撃力を最大まで上げた。剣が金色に光り輝く。


「これが俺の最後の一撃だ。これがだめなら恐らく俺は死ぬだろう。」

「面白い。それではこっちもすべての魔力を使わせてもらおう!」


 魔王が右手に巨大の炎の球を構えた。最後までこんな魔力を残していたなんて流石魔王だ。


「くらえ! 勇者レハール!」

「うおぉぉぉぉーーー!!」


 気付くと目の前で魔王が真っ二つになっている。勝った。そう思ったがなにか違和感がある。

 視点がかなり低いのだ。まさかと思い下半身に目をやると下半身が丸ごと魔王の炎で溶けてなくなっていたのだ。

 これまで大切な仲間と共にたくさんの敵を倒し、たくさんの町を救ってきた。そして念願の魔王討伐も相打ちではあるが成功した。これで世界が平和になる。

 だが一つ思い残したことがあった。それは世界の中の何よりも大事な妹を村に一人で取り残してしまったことだ。

 ごめん。フランツ。でもお兄ちゃん魔王やっつけたよ。だけどお兄ちゃんも死んじゃった。

 でもフランツなら強い子だからきっと大丈夫。また世界が闇に包まれたときフランツが魔王を倒すんだ。

 お兄ちゃんはどこかで見守っているからね。

 それが勇者レハールの最後の記憶だ。

 そしてここからが魔王レハールの物語の始まりだ。

ご覧いただきありがとうございました。

次回から魔王になったレハールをお楽しみください。

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