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純文学・その他

無断欠勤

――目覚まし時計のベルが鳴っている。


聞こえてはいる。


行かなければならない、と思う。

行かなければ、他の皆に迷惑がかかる。


しかし、頭が痛くて起き上がることができない。

この布団から動きたくない。

目覚まし時計の音を止めることさえ億劫だ。

このところ、夜なかなか眠れないせいだろうか。

なんだか頭がボーッとするし、心なしか熱っぽいような気もしてきた。


――行かなければならない、と思う。


しかし体はピクリとも動かない。

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