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幸せでありますように

「あなたとあなたの愛する人たちが幸せでありますようにお祈り申し上げます。」

これは私が手紙の結びに良く使う文章です。

実際書いた後しばらく黙祷しますから嘘ではありません。


で、つい先日。久しぶりに会った友人Uにちょっと絡まれ?ました。

「幸せを祈るって何よ?私が不幸そうだとでも?」

と。笑いながら言っていたので本気ではなく、でも言いまわしが気になったのだという感じでした。


以下は私の言い分です(言い訳とも言います)。

「」内はU。



えーと。あなたが幸せだといいな。が第一希望。

で、幸せって本人が感じるものだから、そう感じられるように祈ったわけ。あなたの周りも巻き込んで。


「感じられるように?」


うん。幸せって条件ではないからさ。あくまでも本人が感じるものだから。

他と比べてどうこう、ではないし。


「それ、本気で言ってる?私、割と他と比較することがあるけど。」


そういう時はあなたが落ち込んでいるでしょうが。

他人が気張って見せている幸せなところと、あなたがちょっと物足りなく思うところとを比べたって仕方ないでしょう?

幸せな時って他と比べたりしないもの。

ちなみに私の幸せは読みたい本かまだ読んでない本が二冊以上私の机の上にある時と、お茶が美味しい時です。他にも沢山あるけどパッと思いついたのはそれ。


「うん。熊猫のは知ってる。わかりやすい。今も幸せでしょう?」


うん。幸せ。Uがくれた本(自分は読んだから、とくれた)があって、お茶とお菓子が美味しい。付き合ってくれるUがいるのも嬉しいです。はい。


「まあとりあえず。熊猫だわね。あんたが割と本気であれを書いてることは判りました。」


あ、気にしてるとこはそこだったんだ?

はい。割と本気です。

だって私が手紙を書いて送る人は大抵が

私の周りの人たち、だからね。幸せでいてくれると私も幸せを感じやすい。

私、眠熊猫はとても利己的なのだよ。すまん。




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