気の張りは大事
私は見た目がふっくらしているので(うわ、なんて控えめな表現!)健康そう、とか丈夫そう、とか初対面の人に勘違いされることが結構あります。
実は持病があり体力も気力も無い方なんですけれど。
まだ生きてる、良く身体が保っているなぁと新年を迎える度に思います。
私自分のことは割と頑固にネガティヴ思考になるのです。
以前、通っている民謡教室の生徒さんに生まれた赤ちゃんの為に布絵本を作っていることを書きました。
あれからまあなんとか完成しまして、 去年の最後のお稽古の日に渡すことが出来ました。
不恰好で、不揃いの荒い縫い目で恥ずかしかったんですけれど予想外に喜んでくれてホッとしました。
昨日の夜、その彼女から電話が来まして。
「布絵本、あと二つ作ってもらえませんか?」
「え、もう壊れちゃった?」
「そうではなくて。私の妹にも子どもがいるので、この正月に見せたら妹の子が欲しがったから、頼めないかなぁと思いまして。それからこの前のお稽古の日、熊猫さんが帰った後で(同じ教室の生徒の)Cさんから『いいなあ』って言われましたから。」
「あれ?彼のところは子どもはまだ…」
「四月が出産予定日だそうです。女の子ですって。」
「知らなかった〜。まあ一つは四月くらいまでに出来れば良いなら、あと二つ作ってみるよ。」
「ありがとうございます〜」
と電話を終えて。
よし。もうひと頑張り。
ガサゴソこの前作った布や糸の余りを取り出して(捨てなくて良かった)、あれこれあててみて、足りないものをちょっとメモして。うん、あと数百円分買い足せば二つくらいは作れる。
…こんなことでも張りになるのが我ながら単純です。
ついさっきまで
風邪がやっと治って昨日は無事にパートに行けて。
でも初稽古の日(つまり今日)まで全然練習出来なかったから行くの休もうかな、と思っていましたのに。
彼女に会って、彼女の妹の子のことを尋ねよう。Cさんがいたら彼にも訊こう。その為にはお稽古行かなくては。と気が変わりました。
お稽古、行ってしまえば楽しいのは判っているのですが。
私は家で割と練習していて行っても他の人の足を引っ張る生徒ですから、練習しなかった週のお稽古へは行きづらくて休んでしまいがちなのです。
たとえ方便でも、お稽古に足を運ぶきっかけがあるのはとてもありがたい。
ほんの小さな気の張りようではありますが、あるとないとの差は結構大きいのです。