本につられて作ってみます
食いしん坊なので
本に出てきた食べ物で作れそうだと思うと作ってみることがあります。
多分私が料理らしい料理を作る数少ない機会です。
九州の何処だったかは忘れましたが、「練ったぼ」はヒットでした。
皮をむいて煮たさつまいもを煮汁を少し残して潰し、小麦粉を混ぜて練りながら火にかけ、全体に火が通ったら出来上がり。そのまま食べても良いし、バターやきな粉や黒砂糖をつけても美味しいです。余ったら小判形に丸めてラップして冷凍すれば食べたい時にフライパンかトースターで焼いて食べられます。
小麦粉を米粉に替えると沖縄の「くう芋にい」です。
アイヌのお団子「シト」も好きです。お米かヒエか粟を粉に挽いて(ミルとかフードプロセッサーで)、水で練って平たい円形に纏めて茹でたら出来上がり。
茹でてから冷凍して、食べる時に揚げたり、フライパンでバター焼きにすると食べごたえ満点です。
私は粟とお米を半々くらいに混ぜたのが一番好きです。
これらはオヤツというよりは軽食です。
ご飯やパンの替わりに使えます。
今でもたまに作るのは(たしか九州のオヤツ、名前は忘れました)、
黒砂糖を溶かしたお湯に寒天を加えて固めたもの。寒天に黒蜜を作ってかけるよりずっと手軽で、寒天全体に味がつくので美味しいです。お湯の段階で味見して少し甘めにするのがコツといえばコツ。
夏のオヤツの定番になりました。
もう一つ、こちらは夏以外の季節に作ります。
黒砂糖と片栗粉を水で溶かして火にかけて練り上げたクズモチ擬き。一口大に切ってきな粉をたっぷりまぶします。あっという間に出来上がります。
これは沖縄のオヤツで、本来はさつまいものデンプンを使います。
勿論二度は作らなかったものも沢山あります。
口に合わなかったり(お米のプディングがそうでした)、面倒だったり(インドのハールワーイー、ちまき等)。
ちなみに絵本「わたしのお船マギーB」に出て来る
焼き桃(半分に切って種を取り、ハチミツをかけてシナモンを振ってオーブンで焼く)は、固めのプラムか杏が向いています。
日本の白桃では甘過ぎるのと柔らか過ぎるのとで、かえって美味しくなりません。グズグズになって食べにくいし。もったいないです。
リンゴで作るとバター抜きの焼きリンゴになります。
そちらの方がおすすめです。
本を読んでいて、食べたことがないものとか、美味しそうなものを作ってみるのは楽しいです。
今はネットで作り方を調べることが出来ますからね。
でも未だにイメージ通りに作れないのが、
ある絵本で読んだ、グリム童話の悪魔を騙した農家が作って食べるパンです。
挿絵を見る限りでは全粒粉のパンなのですが、ふかふかの熱々で美味しそうなのです。
でも私が作るとなんだか固くてボソボソして。
何度か作りましたが上手くいきません。
色々なレシピで試したんですけど。
また今度別のレシピで挑戦します。