自転車通学してました(大昔)
この間、時計を読み間違えてパートに遅刻しそうになったので自転車で行きました(いつもは歩きとバス)。
急いで自転車を漕いでいたら風が冷たくて。
慌てて家を出たせいで耳あてもマフラーもしていなかったのを悔やみました。
そうして凄く古いことを思い出しました。
私、高校の三年間はずっと自転車通学していたのです。
私の実家から通っていた高校まで、バスと電車を乗り継いで行くと一時間近くかかりました。
おまけに朝はバスが混んで、客をこれ以上乗せられない時はバス停を通過してしまう為に乗ることが出来ないことがあったりしました。それをされると確実に遅刻です。
自転車だと最短ルートを通れるので三十分ほどで着いたのです。
なかなかスリリングでしたけど。
途中、長めの坂が幾つもあるし、信号の無い横断歩道を渡らなければならない箇所があるし(しかも車が結構通る所。私が卒業する直前に信号機が設置されました)。
雨でも雪でも、レインコートを着て。
冬はあまり寒いからタイツと体操服のスパッツを履いて自転車に乗ってました。
制服のスカートの下にジャージのズボンを履いていた友人もいましたね。
一年に数回はタイヤがパンクするし。
通っていた高校は東京の二十三区内ではありましたが
最寄りの駅からのバスが不便だったので自転車通学生の割合が高いところでした。今もかしら?
登校中にパンクすると(距離にもよりますがまあ大抵は)自転車を押して学校に行き、昼休みに用務員室でバケツと空気入れを借りて直しました。
応急キットは自転車通学生必携です。忘れた時は誰かから借ります。でも冬にパンクを直すのは冷たくて嫌でしたね〜。
酷使する為タイヤも年に一度は取り替えましたし、三年間で一度、自転車も買い替えました。
でも自転車は寄り道しやすいのが良いところでした。
コーヒー豆や紅茶を買いに行くついでに喫茶店に入ったり、本屋さんのハシゴをしたり。
友人の家に自分の家を通り越して遊びに行ったりもよくしました。通り越し過ぎですけれど(そこから家まで帰るのに自転車で約二十分かかりました)。でも楽しかったなあ。
今では考えられません。歳は取りたくないものです。
…あの頃の体力があればパートに遅刻しなくて済んだはずです。