ミステリーの季節
私がミステリーを読むのは秋から冬にかけての時期が多いです。
話の内容にもよりますけれど、ミステリーって人の心の暗い部分が書かれているでしょう?
犯罪ってそういうものでしょう?
だからせめて暖かい部屋で温かい物を飲みながら読みたいのです。
何回も読み返しているのは故都筑道夫さん。
短編のシリーズものが特に好きです。退職刑事とかなめくじ長屋とかキリオンスレイとか。
都筑さんはオカルトやホラーも多い(おまけに本当に恐い)ので、それに当たらないように気をつけて新刊を買っていました。
「二日酔い広場」はあの頃の新宿を知っている者には懐かしいです。「ハングオーバースクエア」っていうとまるで別の場所みたいに思えます。
故アシモフの黒後家蜘蛛シリーズも好きです。
でも蜘蛛って大抵後家ですよね?なんで後家蜘蛛ってわざわざ名をつけたのでしょうか。
まあそれはそれとして。このシリーズに出てくるメンバーが好きです。もう新しいのが出版されないのが悲しい。
米澤穂信さんも好きな作家さんです。古典部大好き。
でも甘味シリーズの続きも待ってます。
似鳥鶏さんはあとがきが目当てで購入します。
とにかくあとがきが面白くて好きです。あと注釈も。
読者としては邪道でしょうけれど。
どの作家さんでも作品全部が好き、とは中々なりません。恐そうだと敬遠してしまいますから尚更です。
私が本を読む時間帯って休日以外は夜なので恐い話は絶対ダメです。眠れなくなって、恐がって、挙句家人にまで迷惑をかけてしまいますから。
それでも、やはり。
秋冬の夜はミステリーを読みたくなることが多いです。
明日は近藤史恵さんにしようかな、それとも愛川晶さんにしようかな?
本選びに悩むのも楽しくて好きです。