何故人は生きなければならないか
どうして人を殺してはいけないのか。
何故人は生きていなければいけないのか。
子どもを産んだ時、真剣に考えた命題です。
私自身が何度も疑問に思ったことでもあります。
いつか尋ねられた時、何て答えようか。
私自身が確信を持てる答えでなければ。
なかなかの難問でした。
そうして、何年も過ぎたある日、似たような質問をされたために答えました。
人の頭で考えることや心に浮かぶ思いは、その人だけのもので、他の人も同じことを考えるかどうかわからないでしょう?
今迄だけではなく未来にかけても、となれば余計にそうだよね。例えばあなただって将来すごい発明をするかもしれない。もしかしてあなたの友達がノーベル賞取るかもしれないでしょう?
それなのに、もしその途中で亡くなったら?その発明は世の中に出ることが無いままになるかも。
同じことを他の人が考えついて出て来ても、その時にはもういらなくなってるかもしれないよ?
それとね。あなたはそんなに偉大な人にならなくてもあなたの子どもや、孫がなるかもしれない。
それから、あなたが言った何気ない一言を聞いた人がそれをヒントにすごいことを思いつくことだってあるかも。でなくても、あなたがすること、言ったことが誰かの助けになるとか。
絶対に無いとは言いきれないでしょ、長い一生の内のことだもの。
だからね。
人はいつか誰かの役に立つことがあるかもしれないから、誰も殺してはいけないし、勝手に死んでもいけないの。わかった?
もう一つ忘れてた。大切なこと。
例え何もできなくても、あなたは私の世界で一番大切な娘です。誰も代わりはできません。
姉妹がいたからってあなたの代わりは出来ないでしょう?あなたは世界に一人しかいないのだから。世界中の一人一人が世界にたった一人しかいない、誰かの宝物なのよ。
以上が私の精一杯の回答です。
頭の回転が常に不調なのでこんなものでした。
何か期待した方がいらしたら申し訳ございません。